- 妊娠中で細い人または小柄な人
- 妊娠線ができるのが嫌
- 妊娠線ができてしまった
以上のことにひとつでも当てはまる方に向けた内容です。妊娠線にはできやすい人とできにくい人がいます。自分がどちらなのかチェックしてみましょう。
また、原因や、いつどこにできるのか、詳しい予防方法や対策などもまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
妊娠線は細い人や小柄な人ほどできやすい?
妊娠線やストレッチマーク、肉割れとも言われる、皮膚にできるひび割れのような線ですが、できてしまう人とできない人がいます。
妊娠すると、妊娠週数が経つにつれてお腹が大きくなっていきます。また、妊娠中はホルモンバランスの変化により太りやすくなるので、人によっては急激に体重増加する場合もあります。
細い人や小柄な人は元々の皮膚面積が狭いため、お腹が大きくなったり太ったりした時に太っている人や背の高い人に比べて、皮膚の伸び率が高くなるので妊娠線ができやすいと言われています。
しかし、細い人や小柄な人は妊娠線ができて、太っている人や大柄な人は妊娠線ができないというわけではありません。誰しもが、妊娠線のできる可能性を持っています。
一般的に、妊娠線ができやすいと言われているのは以下の項目に当てはまる方です。必ずしも妊娠線ができるわけではないので参考までに。
- 細い人
- 小柄な人
- 多胎妊娠
- 高齢出産
- 親に妊娠線がある
- 経産婦
- 乾燥肌
- 皮下脂肪が多い
ちなみに、妊娠線は50〜60%の妊婦さんにできるという統計もあるので、妊婦線を予防するためにも早めの対策を行いましょう。
妊娠線ができる原因
皮膚の急激な伸び
妊娠するとお腹がどんどん大きくなりますが、その成長についていけずに皮膚が伸びることによって妊娠線ができる原因になります。
皮膚は表皮と真皮、皮下組織の3層でできていて、表皮はよく伸びるのに対して、真皮と皮下組織は急激な伸びにはついていけません。そうして断裂が起きて、妊娠線ができるのです。
また、これはお腹だけに限らず腕やおしり、脚も同じような原理で妊娠線ができていきます。
ホルモンによる影響
妊娠すると副腎皮質ホルモンのひとつであるグルココルチコイドが増加することにより、ケラチノサイトという角化細胞の増殖を抑えてターンオーバーを遅れさせ、コラーゲン生成を制御させます。これによって、肌に弾力が失われて皮膚組織に断裂が起こり、妊娠線ができるのです。
また、他にも妊娠中に分泌の増えるエストロゲンやプロゲステロンといったホルモンにより、肌荒れや色素沈着が起こりやすくなります。
遺伝と体質
一説によると、妊娠線ができるかどうかは 遺伝や体質と大きく関係すると言われています。家族に妊娠線がある人がいる場合、自分にも妊娠線ができやすいというわけです。
しかし、親に妊娠線があっても自分にはできなかったという人もたくさんいます。遺伝や体質が全てというわけではなさそうです。
妊娠線はいつからどこにできる?
お腹だけでなく、腕やおしり、腰や太ももにまで全身にできる可能性のある妊娠線ですが、どの場所にできて、いつからできるのかは人それぞれです。
特に、妊娠線のできはじめとして多いのが、お腹が大きくなってくる妊娠6ヶ月前後です。そして、妊娠線ができやすい部位をランキング形式にすると以下のようになります。
- お腹
- おしり
- 太もも
- 胸
- ふくらはぎ
細い人や小柄な人は、急激に体重増加することによって、お腹以外の場所にも妊娠線ができやすいとされています。
また、妊娠9ヶ月まで妊娠線ができていなかったのに、出産直前の赤ちゃんが下がってきた頃に、急に妊娠線ができることもあるようなので、油断はできませんね。
後悔しないための予防方法
体重管理
つわりが治まってくると、ご飯を食べ過ぎてしまう妊婦さんも多いです。体重が急激に増えることで、脂肪が増えてその分皮膚も余分に伸びることになります。
母子の健康のためにも、出産までに増える体重は、多くても+10キロまでに抑えるように気を付けましょう。
また、ウォーキングやマタニティヨガなどの適度な運動をすることで、皮下脂肪が付きにくい体作りができますよ。
ボディケア
妊娠線を作らないためには、とにかく保湿が大切です。肌が乾燥していたり、硬くなっていると妊娠線ができやすいので、保湿クリームを活用しましょう。
お風呂から出た後に塗るのが最も効果的ですが、普段から保湿を心がけるようにしてください。全身に、惜しみなくたっぷりクリームを塗るようにしましょう。
保湿クリームを塗りながらマッサージするのもおすすめです。お腹にする時は、撫でるように優しく手のひらを使ってマッサージしてくださいね。
おすすめ保湿クリーム
妊娠線ケアクリームとして、妊婦さんからの人気トップクラスで、全身の保湿に使えます。無香料、無着色、低刺激なのでつわり中にも使いやすく、高保湿なのにべたつきません。
妊娠中は保湿クリームをたっぷり使うので、大容量タイプがおすすめです。もし余ってしまっても、産後や赤ちゃんの保湿クリームとしても安心して使えますよ。
とにかく保湿力が高いのと、伸び、馴染みが良くベタつきません。
ヒップ周りの肉割れのようなうっすら白い線のケアに使用していますが、完全に消えることはまだないけれど、だいぶ薄くなった感じがします。毎日保湿力の高いこのクリームで地道に保湿を続けることが大事なのかなと思います。妊娠線ができてしまっても諦めずに保湿するには、心強い保湿力。
妊娠前から使用していて、お腹には線ができなかったのでこのクリームのおかげかもしれません。
無香料なので匂いが気になるときにも刺激がなくてオススメです。
妊娠線には早めの対策が大切
細い人や小柄な人はできやすかったりと、妊娠線にはできやすい人とできにくい人がいます。どちらにせよ、少しでも妊娠線ができる可能性を低くするためにも、早めの対策が大切です。
太ってしまうと、その分脂肪が増えて皮膚が引っ張られます。皮膚の伸びがついていけなくなると断裂して、それが妊娠線につながりるので体重管理を徹底しましょう。
また、肌の乾燥や、肌が硬くて伸びにくいのも妊娠線を作る原因になります。普段から、全身の保湿を心がけるようにしてくださいね。
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