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赤ちゃんにほくろはいつからできる?メラノーマとの見分け方も!

あこ
あこ
そういえば、赤ちゃんにほくろって全然ない

ふと思ったことから、赤ちゃんにほくろができる時期について気になり始めました。また、ほくろと似たもので悪性の腫瘍があると聞いたことはありますか?

そこで、悪性といわれるメラノーマについてと、良性のほくろと悪性のほくろの見分け方についてまとめました。




赤ちゃんにほくろはいつからできる?

ほくろについて

ほくろとは、成長過程において色素細胞になりきれなかった母斑細胞という細胞が増殖してできる、皮膚の良性のできものの一種です。

医学的には、母斑細胞母斑または色素細胞母斑と言われていて、人によってできる場所や大きさは様々です。

赤ちゃんにほくろができる時期

一般的には、生後6ヶ月以降で1〜2歳にでき始めることが多いです。早い子だと、生後3〜4ヶ月頃にほくろが現れることもあります。

ちなみに我が子は、1歳半頃に太ももの内側に初めてのほくろが出現しました。

ほくろの原因

ほくろができる原因の多くは、紫外線によるものだとされています。紫外線を受けることにより作られるメラニン色素が多くなりすぎてしまうと、体外にうまく排出されずにほくろとして残ってしまうのです。

ほくろの先天性、後天性と遺伝

先天性

ほくろには先天性のもとと、後天性のものがあります。生まれつきある先天性のほくろは「黒あざ」とも呼ばれます。

この黒あざは、ママのお腹の中にいる時に、色素細胞が皮膚に向かうときの異常としてできるものですが、小さければ特に問題はないとされています。

後天性

産まれてからできたり増えてくるほくろは、後天性のほくろに入ります。ほとんどは紫外線によってできるとされていますが、他にも以下のようなことが原因の可能性もあります。

  • 食生活の乱れ
  • 睡眠不足
  • 肌への刺激
  • ストレス
  • ホルモンバランスの乱れ

遺伝

ほくろの多さは遺伝するという医師もいるし、しないという医師もいます。特に先天性のほくろは遺伝が関係していて、比較的大きなほくろも多いという説もあります。

よく、親子で同じ位置にほくろがあるから遺伝と思われることがありますが、実は医学的にはほくろの遺伝性は認められていませんので、ほくろができやすい体質が親子で受け継がれるということではないでしょうか。

ほくろとメラノーマの見分け方

メラノーマ(悪性黒色腫)とは

メラノーマとは、悪性黒色腫とも呼ばれ、悪性な皮膚がんのひとつです。日本人のメラノーマの半数は手足と爪にできますが、色素細胞のある部位ならば発症する可能性はあります。

日本人のメラノーマの罹患率は、10万人あたり1~2人で稀ながんとされていますが、患者数は徐々に増えていっています。また、米国では毎年約6万人がメラノーマと診断され、このうちの約450人が20歳未満です。

発症初期では痛みはほとんどなく、自覚できるような痛みが現れる場合はがんが非常に進行してしまったと考えられ、完治が困難になります。

メラノーマの原因

メラノーマの原因として、紫外線が大きく関係していることが分かっています。また、手足や爪などのメラノーマについては、摩擦や外傷なども原因のひとつと考えられています。

ほくろとメラノーマの見分け方

赤ちゃんや10歳以下の子供にはほとんどないと言われていますが、気になるほくろがある場合は早期発見のためにもセルフチェックをおこなってみましょう。

ほくろかメラノーマか見分ける手段として、「ABCDEルール」というものがあります。この項目を基準に、ほくろを観察してみてください。

A. 左右非対称(Asymmetry)
ほくろの中心に沿って1本の線を引いたときに、メラノーマである場合は左右非対称の形をしていることが多いです。丸ではなく、いびつな形をしていたら注意が必要です。

B. 境界不明瞭(Border irregularity)
ほくろは辺縁がはっきりしているのに対し、メラノーマの辺縁は不明瞭です。つまり、ほくろの境界部分がぼやっとしている場合はメラノーマの可能性があります。

C. 色調(Color variegation)
メラノーマは、真っ黒な部分と茶色く薄い部分が不規則に混在していたり、茶色や黒だけでなく、他の色が混じっていることがあります。

D. 直径(Diameter)
メラノーマなのか、最も分かりやすいのがこの項目です。ほくろの直径が6〜7ミリを超えるとメラノーマの可能性が高くなります。

E. 進化(Evolving)
ほくろが大きくなっていたり、形や色が変化している場合は要注意です。

他にも、ほくろから出血していたり、かゆみなどの症状が出ることもあります。上記の危険信号のうち、どれかひとつでも当てはまったら速やかに病院へ受診しましょう。

まとめ

産まれたばかりの赤ちゃんには、ほくろはほとんどありません。ほくろは、早いと生後3ヶ月頃からで、1〜2歳になるとでき始める子が多いです。

ほくろができると、そのほくろは悪いものではないか心配になるママも多いと思います。一般的に、ほくろに似た悪性黒色腫をメラノーマと呼びます。

メラノーマは非常に悪性ながんの一種で、その原因のほとんどが紫外線によるものと言われていますが、赤ちゃんや子供にできることは稀です。

ほくろとメラノーマを見分ける手段として「ABCDEルール」というものがあります。その中で特に分かりやすいものとして、大きさが6〜7ミリを超えるとメラノーマの可能性が高いという項目があります。

まずは、ABCDEルールに基づいて、ほくろの様子をセルフチェックしてみてくださいね!

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