妊娠中に思いのほか、体重が増えてしまったというママさんも多いはずです。産後ダイエット中の方や、現在妊娠中で出産後にダイエットをしたいと思っている方向けの内容です。
今回は、私が産後ダイエットで20キロ痩せた時の話や実際にやったことを紹介しようと思います。実は、激しい運動や大変なことをせずに痩せることができました。
運動が苦手な人でも、なるべく無理をしないで痩せたいと思っている方でも、簡単にマネできるので是非参考にしてみてください。
産後ダイエットで−20キロ痩せた話
妊娠中は、吐きづわりと食べつわりに悩まされました。妊娠6ヶ月頃に、吐かなくなりましたが、お腹が減ると吐き気が出てくるので、とにかく食べまくりました。
太りすぎては良くないと思って毎日お散歩はしていましたが、あまり効果はなく、結局出産を迎えるまでに20キロも太ってしまいました。
赤ちゃんの重さと、羊水の重さを引いても自分自身が太った体重は約15キロ。妊娠前から年中無休の口だけダイエッターだった私からすると、絶望的な数字でしたね。
無事に出産を終えて、約1週間の入院中に2キロ程痩せていました。その後、里帰り出産で、出産してから1ヶ月間は実家にお世話になっていたので、その間は本当にただゴロゴロしてるだけでした。
やっていることといえば、赤ちゃんのお世話だけ。私は何もしなくても毎日3食、美味しいご飯が出てくるので、痩せたいと思いつつも大食いしてましたね。
自宅に戻ってからは、無理のない程度にダイエットを意識した生活を続けました。その結果、出産から1年2ヶ月かけてー20キロを達成しました!
妊娠中の赤ちゃんの重さと羊水の重さを5キロとして、それを引いての計算なので、妊娠前よりも−5キロ減ったことになります。
途中、少し増えたり停滞期もありましたが、1ヶ月単位で見てみると、体重の減り方はざっとこんな感じでした。
左上の◎が出産直後で、2個目の◎が退院後、そのあとからは1ヶ月おきにグラフにしています。
実は、里帰り期間中にも2キロ減っていました。特別な運動はしていないのに減量できたのには、ある秘訣があります。
簡単に減量できた秘訣
骨盤矯正ベルト
なるべく楽して痩せたい精神でいたので、とりあえず骨盤矯正ベルトを購入しました。私は、産婦人科でもおすすめされた「トコちゃんベルト」を選びました。
自分で巻きの強弱を変えられる点と、わかりやすいハンドブック付きだったのも良かった点です。
なるべく安いものがいいなら、こちらの商品もおすすめです。
上2つの骨盤ベルトなら、妊娠中も産後も使えるので長く活躍してくれます。家の中だけでなく、ボトムスにゆったりしたスカートを選べば外出時にも付けられます。
しかし、デメリットとして、たくさん動くとずれるという点があります。あまり激しく動かない方にはぴったりですが、動作の多い方はパンツタイプの骨盤ベルトを選んでみてください。
産後の骨盤矯正ベルトのパンツタイプで、ベストセラー第1位の商品がこちらです。評価もとても高いので、迷ったらこちらを選ぶと安心ですよ。
特に産後は、赤ちゃんが産道を通ることによって骨盤が歪みやすくなります。骨盤矯正ベルトで正しい位置に固定し戻すことで、血行促進や新陳代謝が活発になり、ダイエット効果が得られます。
また、骨盤矯正ベルトで姿勢を良くすることと、下着の補整効果によりボディラインを整える効果もありますよ。
骨盤矯正は、産後ダイエットとしても推奨されています。運動するのは嫌だし、食事制限もしたくないと思っている方は、とりあえず骨盤矯正ベルトをしておきましょう。
母乳育児
よく、「母乳育児は痩せる」と聞くことがありますが、これは本当のようです。私は、出産直後から母乳で育てていたので、これも簡単に痩せられた秘訣のひとつだと思っています。
なぜ母乳育児だと痩せるかというと、母乳はママの血液から作られるのですが、母乳を作るために、ママの身体はいつもより多くのエネルギーを消費します。
つまり、授乳期間中は食べ過ぎずに普段通りの生活をしているだけで、摂取エネルギーよりも消費エネルギーが多くなり、どんどん痩せていくのです。
ちなみに、授乳期は普段と比べて、1日に600~700kcalほど消費するといわれています。だいたい1食分のカロリーを、母乳をあげるだけで消費しているんですね。
子育てに追われる
里帰り出産だったので、実家にいた期間は楽していましたが、自宅に戻ってからが大変でした。夫は朝から晩まで仕事で家にいないので、1日中ワンオペ育児です。
とにかくよく泣く子で、抱っこばかりしていたので、自然と筋トレもできていたのかもしれません。子供が静まったあとは、急いで家事をしたり、1日中なにかしらしていた気がします。
産後ダイエットを簡単に成功させる方法
私は特別な運動はしていないと言いましたが、ふと思い立った時にできるような、生活の中で手軽にできる産後ダイエットはしていましたのでその方法を紹介します。
ストレッチ
妊娠前から習慣になっていたことでもありますが、お風呂上がりには必ずストレッチをしていました。ストレッチといっても、難しいものはやりません。
座ってから足を軽く開いて、つま先を触ってふくらはぎを伸ばしたり、足の裏同士を合わせて股関節を柔らかくするストレッチなどです。
出産直後は、産褥体操というのも簡単にできておすすめです。やり方については、下の記事の中で紹介していますので参考にしてみてください。
マッサージ
これも妊娠前からお風呂後にやっていたことですが、指の腹を使って、太ももや二の腕など気になる箇所のお肉をぐっとつまんだり、ぐりぐりします。
コツは、セルライトを潰してなくすようなイメージでやることです。お風呂の後以外にも、気がついた時にできるので試してみてください。
ヘルシーな食事
妊娠中はジャンクフードが大好きだった私ですが、産後は母乳のことも考えて、栄養バランスを考えた食生活を意識しました。
ただ、食べることが大好きで、食事制限はあまりしたくなかったので、ヘルシーな食べ物を積極的に取り入れるようにしていました。
朝は果物と野菜を混ぜたスムージーを飲むようにして、お昼ご飯は好きなものをガッツリ食べ、夜ご飯は野菜多めでヘルシーな料理です。
産後に積極的に取ったほうがいいとされる栄養素の中で、特に産後に不足しがちになる栄養素が5つあります。
- 鉄分(納豆、ひじき、パセリなど)
- カルシウム(牛乳、チーズ、ヨーグルトなど)
- タンパク質(豆腐、ささみ、白身魚など)
- 葉酸(枝豆、ブロッコリー、バナナなど)
- 亜鉛(うなぎ、牛肉、卵など)
この栄養素を毎食とれるように意識すると、産後ダイエットにも繋がると思います。簡単にできて、沢山野菜がとれるおすすめの料理はお鍋です。
忙しい産後でもダイエットはできる
以上が私がしてきた産後ダイエットです。ウォーキングしたり、ランニングしたり、筋トレしたりと大変なことはしないで、時間をかけてでも20キロ痩せることができました。
それはきっと、「骨盤矯正ベルト」を常にしていたことと、「母乳育児」であったこと、日中ワンオペ育児で「育児に追われる」生活をしていたことが、秘訣だと思っています。
あとは、生活の中で産後ダイエットを意識したことを、ほんの少しやっただけです。人によって痩せるまでにかかる時間や効果の出方は様々ですが、少しの意識で体型を変えることはできます。
産後は赤ちゃんのお世話などで忙しくなり、自分のために使える時間が減って運動などはあまりできないこともありますよね。
そんな時こそ、この記事の産後ダイエット方法をぜひ試してみてもらいたいです。