妊娠したら産婦人科の初診には、いつ頃行くのがベストなのか気になりますよね。
と聞いたことがある妊婦さんも多いはず。そこで、先輩ママたちの意見や、初診へ行く時期が早すぎると費用面や体調面でどうなるのかについてまとめました。
また、初診にかかる費用や診察の内容、持ち物や服装についてもご紹介していきます。
妊娠したら初診はいつ行くか:まずは妊娠週数を確認
まず、自分が妊娠何週目であるか確認しておきましょう。妊娠から出産までの期間を、7日間で1週として計算したものが、この「妊娠週数」または「妊娠周期」と呼ばれています。
妊娠週数の数え方
簡単に説明すると、最後の生理(最終月経)の初日が妊娠0週目0日目にあたります。妊娠週数と日数は、0週1日や1週0日などと1週を0から起算します。つまり、0週7日目はありません。
例えば、1月1日が最終月経の開始日だった場合
- 1月1日→妊娠0週0日
- 1月7日→妊娠0週6日
- 1月8日→妊娠1週0日
- 1月14日→妊娠1週6日
- 1月15日→妊娠2週0日
となります。これはWHO(世界保健機構)によって定められたもので、一般的に妊娠40週0日目が出産予定日とされています。
もし最終月経を忘れてしまっても大丈夫
最後に生理がきた日を忘れてしまったり、日にちが曖昧でも産婦人科へ行って検診を受ければ、妊娠週数がわかります。
なぜわかるかというと、胎児の頭からお尻までの長さや、胎児を包んでいる胎嚢と呼ばれる袋の長さは、週数によってある程度大きさが決まっているため、それに基づいて妊娠週数が決まるからです。
なので、自分で計算していた妊娠週数が、産婦人科で変更されるケースもあります。
初診はいつ頃行くのがベストタイミング?
早すぎると心拍確認できない?
妊娠すると、まずはじめに胎嚢が確認でき、その後に胎芽や心拍が確認できます。赤ちゃんの心拍が確認できてはじめて正常な妊娠という確定ができます。
心拍が確認できる平均妊娠週数はだいたい6〜7週頃と言われていて、早い人だと5週目、遅くても8〜9週頃には心拍確認ができるようです。
妊娠検査薬を使って陽性反応が出たのに、産婦人科で赤ちゃんの心拍確認ができなかった場合の多くは、初診へ行くのが早かったからといえます。
私の場合は、なるべく費用を抑えたかったこともあり、心拍確認ができる平均といわれる妊娠6週に産婦人科へ初受診しに行ったのですが、残念ながら心拍確認できませんでした。
病院から、また2週間後に来るように言われ、初診から2週間後の再診で赤ちゃんの心拍が確認できて妊娠が確定されました。
妊娠6週頃がおすすめ?
妊娠してから初診しに行く時期には、特に決まりはありません。
しかし、あまり早く産婦人科へ行っても、赤ちゃんの心拍確認ができずに妊娠確定されず、その分受診料を多く払うことになるので、妊娠6週目頃に行くのがいいという意見が多いようです。
しかし、早く行くことにメリットもあります。つわりなどの影響により体調が良くなければ、それを医師に相談することもできますし、子宮外妊娠などの異常があった場合に早く気付くことができます。
体調に特に異変がなく、費用を抑えたいのなら妊娠6〜7週頃の初診がおすすめですが、心配事や不安がある場合は、早めに産婦人科へ行くようにしましょう。
産婦人科の初診にかかる費用
基本的に妊婦健診は自費診療となり、健康保険は適用されません。ただし、妊娠高血圧症候群、糖尿病合併、切迫早産などの特別な問題が生じたときは、その治療や検査に関わる料金のみ保険扱いになります。
妊娠が確定して母子手帳が交付されると、自治体からの補助券を使用することができますが、それまでに行われる妊娠の判定や診察においては全て実費になります。
産婦人科の初診料の相場は、5,000円から1万5,000円と言われていますが、病院によって異なるので事前に調べておくと安心ですね。
また、産院によってはクレジットカードなどのカード払いに対応していないこともあるので、事前確認するか現金を用意しておきましょう。
初診でやること
1. 受付
まずは受付を済ませ、指示に従いましょう。事前に予約をしておくとスムーズですよ。
2. 問診
問診票に記入したことに沿って、医師から問診されるケースが多いようです。心配事や不安がある場合は必ず相談しましょう。
3. 尿検査
健康診断の時と同じように、採尿用の紙コップを渡されるので指定されたトイレで採尿して提出します。私が通っていた産院では、受付まで持っていかなくてもいいように、トイレ内に提出場所がありました。
産院によって異なりますが、血圧測定や血液検査などを行うこともあります。
4. 触診、内診
子宮の様子を、お腹を触って触診します。その後、医師が膣の中に指を入れて、子宮や卵巣の状態を直接触った感覚で調べる内診を行います。
最近では触診の代わりに、お腹に機械をあてるエコー検査を行うケースもあります。
5. エコー(超音波)検査
経膣プローブという細い棒状の器具を、膣の中に入れて子宮の状態を確認し、胎嚢や胎児の大きさまで細かく調べます。また、異常妊娠の可能性についてもこれで確認します。
6. 検査結果の説明
各検査結果を元に、正常な妊娠であるか、出産予定日はいつになるか、などの説明が行われます。
初診の際の服装と持ち物
服装
初診当日は色々な検査をするので、動きやすい服装を選びましょう。また、膣の中から子宮の状態を確認する検査もあるので、脱ぎやすいスカートがおすすめです。
ワンピースを着ている妊婦さんも多いですが、お腹を出す検診ではお腹の上までまくりあげないといけないので、私は上下で分かれた服装の方が楽でした。
持ち物
- 健康保険証
- お金
- 生理用ナプキン
内診の際に、消毒した液でパンツが濡れないようにするためと、たまに出血することがあるのでその時のために生理用ナプキンは持っていくか付けていきましょう。
また、当日の問診をスムーズに行うためにも、健康状態や聞きたいことなどのメモ書き、基礎体温表なども準備しておくといいかもしれません。
妊娠したら初診はいつ行くか:まとめ
妊娠したかも?と思ったら、まずは市販の妊娠検査薬を使って検査をしてみましょう。陽性反応があれば、現在の妊娠週数を計算します。もし、最終月経の日にちを覚えていなくても、産院での検査で妊娠週数はわかるので安心してください。
産婦人科への初診は、いつ行くのがベストタイミングなのかというと、特に決まりはありません。しかし、早すぎると赤ちゃんの心拍が確認できないことがあります。
妊婦検診では、特別な問題がない限り、費用は自己負担となります。妊娠が確定して母子手帳が交付されると自治体から補助券がもらえますが、それまでは全て実費です。
なるべく費用を抑えたいなら、妊娠6週頃に初診しに行くのがおすすめですが、心配事や不安がある場合は早めに産婦人科へ行きましょう。
初めての妊娠だと、初診で戸惑うこともあるかと思いますが、お子さんをもつママさんたちは皆通った道です。落ち着いて初診にのぞみましょう。