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妊娠中のむくみの原因は?こんな症状には注意!セルフチェック

妊娠中のむくみに悩んでいる妊婦さんはとても多いです。朝起きたら顔がむくんでいたり、夕方頃になると足全体がパンパンになると不快ですよね。

また、むくみが続くと、何か別の問題があるのか不安になったりします。妊娠中のむくみには原因がいくつかあります。

今回は、むくみの原因や注意が必要な症状、自分で行えるむくみ度セルフチェックを紹介します。原因を知ることで、むくみの解消や予防にもつながりますよ。




妊娠中のむくみの原因は?

むくみとは

むくみとは、毛細血管からしみ出す水分量が増えたり、細胞間質液から血管に戻す量が減って細胞間質液が多くなることで起こります。医学用語では浮腫(ふしゅ)と呼ばれています。

症状としては、朝起きて鏡を見ると顔が腫れぼったかったり、夕方以降に足がパンパンにむくんで靴が窮屈になったり、体重が急に増えたりなどがあります。

よく勘違いされがちですが、むくみと肥満は全く違うものです。むくみは、体内の水分が異常に増加した状態で、肥満は脂肪分が増えた状態のことをいいます。

血液量の増加

妊娠すると、お腹にいる赤ちゃんに栄養や酸素を送るために、血液量が増加します。血液が増えることで、その一部が体内に染み出て、水分として皮下組織に溜まることがあります。

妊娠後期の30~34週頃に血液量がピークになり、妊娠前と比べると約1.5倍も血液量が増えたことになります。このことが、むくみを引き起こす原因となるのです。

子宮による圧迫

妊娠後期になると、赤ちゃんがだいぶ成長して子宮が大きくなります。大きくなった子宮が、下半身に繋がる太い血管を圧迫して血液の循環を悪します。これもむくみの原因となります。

ホルモンバランスの変化

妊娠中は、コルチゾールといったホルモンの分泌が増え、体内に水分が保持されやすくなります。水分が多く蓄えられることによって、むくみが引き起こされます。

運動不足

つわりやお腹が大きくなることによって、運動不足になる妊婦さんはとても多いです。また、妊娠前と比べて、できる運動なども限られてくることで運動不足になりやすくなります。

運動不足になると血液の流れが悪くなり、結果としてむくみにつながります。

 

妊娠中のむくみのこんな症状には注意

しびれやかゆみ

むくみがひどくなると正中神経が圧迫されることにより、手にしびれを感じることがあります。具体的な症状としては、親指や人差し指、中指などのしびれを伴う痛み、親指の筋力低下などがあります。

また、ひどいむくみによって、むくんだ部分の皮膚が引っ張られてかゆみが出ることもあります。むくみによるしびれやかゆみが出たら病院で相談しましょう。

顔や手など全身のむくみ

体のなかで最もむくみやすいとされるのが、心臓から遠い位置にあり重力の関係で水分が溜まりやすい足です。

むくみに悩む妊婦さんは、足に症状が出ていることが多いですが、それ以外に顔や手など全身にむくみが出ている場合は、妊娠高血圧症候群の可能性があります。

妊娠高血圧症候群とは、むくみや蛋白尿、高血圧といった症状が主で、妊娠末期とされる妊娠8〜10ヶ月の間に特に起こりやすい病気です。

妊娠高血圧症候群になってしまうと、母体だけでなく、お腹の赤ちゃんにも悪い影響を与えてしまう可能性があるので、ひどいむくみを感じたら早急に医師に相談してください。

 

妊娠中のむくみ度セルフチェック

指で押してみる

むくんでいると思う部分を指で押すか、つまんでみましょう。押したりつまんだ部分が、しばらく元の状態に戻らなければ、ひどくむくんでいる可能性があります。

また、靴下を脱いだ時にできる跡や、衣類の跡がなかなか戻らないのも、むくんでいる証拠です。

靴を履き直す

朝、家を出るときにスムーズに履けたのに、夕方になると靴がきつくなるのは、むくみによる影響です。むくんでいるか確かめるには、朝履いていた靴をもう一度履き直して確認するのもいいでしょう。

ボディラインをチェック

毎日鏡の前でボディラインのチェックを行うと、浮腫んでいないときと浮腫んでいるときの差が分かりやすいです。

特に変化がわかりやすいのは足なので、朝に比べて足が太くなっていたらむくんでいる可能性が高いです。

トイレの回数

水分代謝が悪く、尿として水分が排出されないとむくみの原因となります。妊娠中は水分補給も大切なので、水分を取っている割にトイレの回数が少ないと、水分がむくみになっている可能性が高いといえます。

多く当てはまるほどむくんでいるかも

以下の項目に当てはまるものが多ければ多いほど、むくみやすい状態にあると言えます。生活を見直すキッカケにもなるかもしれないので、ぜひセルフチェックしてみてくださいね。

  • 手足が冷たい
  • 同じ姿勢でいることが多い
  • 肩こりがある
  • 妊娠してからあまり運動していない
  • しょっぱい食べ物が好き
  • 疲れやすい
  • ストレスを感じやすい
  • 生活が不規則

 

妊娠中の正しいむくみケアで解消と予防ができる


妊娠中から産後にかけてのむくみのほとんどが、生理的なものと言われています。正しいケアを行うことで、むくみは解消したり予防することができるのです。

むくみの解消法や予防法については、こちらで詳しく説明しています。自宅で簡単にできるものばかりなので、是非参考にしてむくみを改善してみてください。

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ただし、むくみがひどい場合や、対策をおこなっても改善しない場合は、他の病気である可能性もあるので、必ず医師に相談しましょう。

 

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