焼きそばや牛丼、炒飯など、色んな食べ物の彩りを良くしてくれ、味のアクセントにもなる紅生姜ですが、妊婦さんは食べられるのでしょうか?
そこで、妊娠中に紅生姜を食べると問題はあるのか、効果や注意点などをまとめました。
この記事でわかる事
- 妊婦さんは紅生姜を食べられるか
- つわり中に紅生姜を食べていいか
- 紅生姜の効果
- 妊婦さんが紅生姜を食べる上での注意点
- 妊娠中の紅生姜の選び方
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妊婦は紅生姜を食べてもいい?
焼きそばやお好み焼き、牛丼などによく乗っているイメージのある紅生姜ですが、妊婦さんでも食べることができます。
真っ赤な色をしていて身体に悪そうな印象もありますが、何かにトッピングする程度の量なら食べても特に問題はありません。
また、紅生姜には、妊娠中さんにとって嬉しい以下のような効果も期待できるのです。
- 冷え性改善
- 免疫力アップ
- 代謝アップ
- 老化防止
ただ、食べ過ぎたり選ぶものによってはデメリットが生じることもあるため、適度な量で安心できるものを選んで食べるようにしましょう。
妊婦が紅生姜を食べるとつわり軽減に効く?
見た目からは生姜っぽさを感じられませんが、紅しょうがは生姜からできています。
紅生姜の元である生姜は「食べる万能薬」と言われるほど、たくさんの栄養や有効成分が詰まっているのです。生姜(可食部100gあたり)に含まれる代表的な栄養素は以下です。
- カルシウム 12mg
- マグネシウム 27mg
- ビタミンC 2g
- 鉄 0.5mg
- カリウム 270mg
- 葉酸 8μg
また、生姜には3種類の辛み成分があり、それらが妊娠中やつわり中にもに良い効果を与えてくれます。それぞれの効能を確認してみましょう。
ジンゲロールには、吐き気を引き起こす神経伝達物質であるセロトニンの働きを抑える作用があります。また、血行促進効果や殺菌作用、抗酸化作用なども持っています。
ジンゲロールが加熱されることによって生まれるのが、ショウガオールとジンゲロンです。ショウガオールにも殺菌作用があり、ジンゲロンには代謝促進や脂肪燃焼効果があると言われています。
つまり、生姜を使ってできた紅生姜にも、同じような効能が期待できるのです。
妊婦が紅生姜を食べる時の注意点
食べ過ぎ
紅生姜の元である生姜には、胃や腸を刺激する作用があります。適量であれば、内臓を温める効果となりますが、食べ過ぎてしまうと胃腸が荒れてしまう可能性があるのです。
妊娠中は、つわりなどによって胃腸が弱ることもあるため、紅生姜を妊娠前と同じ量や同じ頻度で食べたとしてもお腹を壊してしまうことも考えられます。
また、紅生姜は塩分が高く、100gあたり約7.1gもの塩分が含まれていると言われています。
つまり、食べ過ぎると塩分の過剰摂取になる恐れがあるのです。一般成人女性の1日あたりの塩分摂取量の目安は7.0g未満と言われ、妊婦さんだからといって塩分の摂取量を増やす必要はありません。
妊娠中に塩分を過剰摂取してしまうと、むくみや体重増加、妊娠高血圧症候群などを引き起こす可能性があります。
着色料
紅生姜といっても商品によって赤い色の濃さが違いますよね。梅酢で漬けた紅生姜はピンク色に染まりますが、食紅などの着色料が使われた紅生姜は真っ赤に染まります。
よくお店などで見る紅生姜には、食用タール色素「赤色102号」という着色料が使われていることが多く、これは合成着色料の一種であり、食品添加物として使用されています。
赤色102号は、日本で幅広く使用されている着色料ですが、アメリカやカナダ、ヨーロッパ諸国では使用を禁じている国も多く存在するものです。
その理由は、食べ物に必要不可欠でなく、発がん性やアレルギー問題があるためです。日本では、各種安全性試験によりいずれも高い安全性が保証されているものではありますが、妊娠中は特に心配です。
妊婦さんが紅生姜を食べるなら、無添加で梅酢によって色が自然についた紅生姜を選んだり、手作りのものを食べるようにしましょう。
【こんなに簡単!無添加あんしん手作り紅生姜】
①新生姜を切って水に一晩さらして冷蔵庫保存し辛味を取る。
②水を切って乾かす(ペーパー等で拭き取ってもいい)
③梅酢と砂糖に漬けて一晩経ったら完成。 pic.twitter.com/Cg2SdiFKGS— りえし (@riesea) October 9, 2016
妊婦が紅生姜を食べるなら適量で
妊婦さんでも紅生姜を食べられます。紅生姜は生姜でできているため、適量で食べることで、妊婦さんにとっても、嬉しい以下のような効果が期待できます。
- 冷え性改善
- 免疫力アップ
- 代謝アップ
- 老化防止
また、生姜の3種類の辛み成分「ジンゲロール・ショウガオール・ジンゲロン」により、妊娠中やつわり中にもに良い効果を与えてくれます。
ただし、食べ過ぎるには要注意です。なぜなら、紅生姜の元である生姜には、胃や腸を刺激する作用があり、紅生姜は塩分が高いからです。
また、妊娠中に紅生姜を食べる時は、着色料が入っていない無添加のものを選ぶか、手作り紅生姜を食べるようにしましょう。