授乳中のママがコーラを飲むことで、母乳育児や母乳を飲む赤ちゃんに悪影響を与える可能性はあるのでしょうか?
コーラのカフェイン含有量や、炭酸飲料であることも気になりますよね。
そこで、授乳中にコーラを飲む上で、知っておきたい事などをまとめました。注意点や飲み方についても紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
こんな方におすすめな記事です
- 授乳中ママで、コーラが飲みたい
- 授乳中だけどコーラを飲んでしまった
- 飲み物からの母乳への影響について知りたい
- 母乳育児を希望している妊婦さんや産後ママ
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授乳中はコーラを飲んでもいい?
結論から言うと、授乳中でもコーラを飲んで大丈夫です。
授乳中は、食事面や生活面で何かと神経質になりがちですが、あまり色々気にしすぎるとストレスが溜まってしまうかもしれません。
授乳中のストレスによりホルモンバランスが乱れて、出ていたはずの母乳が出なくなってしまう可能性もあるため、我慢のしすぎや考え過ぎには気をつけましょう。
妊娠前は夏のビールがたまらなく好きだったんだけど産後はコーラにハマってます….太る….中毒性あるね….
— misa:39w5d→4m (@mamamisakichan) August 15, 2019
ただし、授乳中はコーラの飲み過ぎや飲み方には注意しなければなりません。授乳中にコーラを飲むことで、どんなデメリットがあるのかを確認してみましょう。
授乳中にコーラを飲むと母乳への影響はある?
カフェイン
母乳育児だと、ママが食べたり飲んだりしたものが母乳に移行して、赤ちゃんも口にすることになります。
コーラにも含まれているカフェインですが、カフェインを赤ちゃんが摂取すると、以下のような症状が起こることがあります。
- 夜に眠れなくなる
- 情緒不安定になる
- 泣く回数が増える
- 興奮して落ち着きがなくなる
カフェインには、脳を刺激して感覚や運動機能を高める作用があるためです。
しかし、これは授乳中にカフェインが含まれるものを過剰摂取した場合であり、コーラを1〜2杯飲んだくらいなら影響はほとんどありません。
なぜなら、ママが飲んだカフェイン入りの飲料から、カフェインが母乳へと移行する量は、およそ1%だからです。
つまり、カフェインが含まれているコーラを授乳期に飲んだとしても母乳への影響はほとんどありませんが、飲み過ぎると母乳への移行量も増えるので、飲み過ぎてはいけません。
では、具体的にどれくらいからが過剰摂取になるかというと、WHO(世界保健機関)では1日300mgまでをカフェインの最大摂取量としています。
コーラ(100mlあたり)のカフェイン含有量は以下です。
コカ・コーラ | 9mg |
---|---|
ペプシコーラ | 10mg |
キリンメッツブラック | 10mg |
500mlのペットボトル1本に換算してもカフェイン量は45mgと、他のカフェイン入りの飲み物やコーヒーなどと比べるとカフェイン量は比較的少なめです。
カフェインの量だけで考えると、授乳中に少し多めにコーラを飲んでも心配なさそうに感じられますが、他にも気をつけたいことがあります。
糖分
授乳期に無性にコーラを飲みたくなる方も多いはず。実は、授乳中は出産後の慣れない生活により、自律神経のバランスが崩れて血糖値が低くなったり、食欲をコントロールする食欲中枢が上手く機能しなくなったりします。
結果、コーラなどの甘い物が無性に飲みたくなるというわけです。
母乳育児の場合、そうでないママよりも1日あたり500kcal多く必要となりますが、甘い物の食べ過ぎ飲み過ぎは避けるようにしましょう。
コーラは糖分も多め、カロリーも高めなため、授乳中の過剰摂取には気をつけたい飲み物です。
コカ・コーラには砂糖が500mlあたり56.5gも含まれています。これは各砂糖14個分に値します。
炭酸
気になるのが、授乳中に炭酸飲料を飲むことで母乳に影響しないかどうかですよね。
炭酸は体内に吸収されないので、授乳中に飲んだとしても炭酸自体が母乳や赤ちゃんに影響を与えることはありません。
ただ、コーラには先ほど記述したように、カフェインが含まれていますし、糖分もしっかり含まれています。
炭酸であることは気にする必要はなさそうですが、飲む量には気をつけましょう。
虫歯のリスク
産後は子育てに追われて、自分の事は後回しにしがちで、知らず知らずに歯磨きの時間が短くなったりすることもあります。
また、産後のストレスなどにより唾液の分泌量が減る場合もあり、そうなると虫歯になりやすくなるのです。
授乳中である産後は、虫歯になりやすい状態といえるので、その期間に糖分の高いコーラを沢山飲むと虫歯のリスクも上がります。
授乳中にコーラを飲む時の注意点
飲み過ぎない
何度も言うようですが、コーラにはカフェインが含まれています。また、糖分やカロリーも高いため、飲み過ぎると母乳やその母乳を飲む赤ちゃんに影響を与える可能性があります。
多くてもコップ2〜3杯までにしておくのがよさそうです。
飲むなら授乳後に
カフェインを含むコーラなどの飲み物を飲んだ後、15分〜2時間のうちに母乳内のカフェイン濃度がピークに達します。
また、摂取したカフェインの半分は、大人の場合だと5時間で排出するとも言われています。
母乳内のカフェイン濃度はピークを迎えた後、だんだん下がっていくので、コーラを飲んでから授乳するまでの時間はなるべく長く空けるのがいいでしょう。
つまり、授乳期にコーラを飲むなら、授乳が終わった直後に飲むのがおすすめです。
毎日は飲まない
カフェインは、コーラ以外にも様々な飲み物や食べ物に含まれています。気付いていないだけで、実はカフェインをたくさん摂取していたなんてことも考えられます。
また、コーラには糖分もたくさん含まれているので、毎日飲まずにたまに飲むくらいにしておくのがいいでしょう。
授乳中のコーラは少量で楽しもう
授乳期に無性にコーラを飲みたくなる時ってありますよね。授乳中のママでも、コーラを飲むことはできます。
しかし、コーラにはカフェインが含まれていて、ママが飲んだものは母乳にも移行します。授乳中にコーラを沢山飲むと母乳にもカフェインが多く含まれるようになって、赤ちゃんに、
- 夜に眠れなくなる
- 情緒不安定になる
- 泣く回数が増える
- 興奮して落ち着きがなくなる
といった症状が起こることがあります。また、コーラには糖分が沢山含まれているため、その点でも飲み過ぎには注意が必要です。
授乳中のママがコーラを飲む時は、多くても1日にコップ2〜3杯程度にして、毎日は飲まず、コーラを飲んでから授乳までの時間を長く空けるようにしましょう。