妊娠

妊婦でもカップ麺を食べられるけど要注意!胎児のためにできる工夫

妊娠中でも無性にカップ麺を食べたくなる時や、つわりで料理を作れなかったり、身体がダルくて買い物へ行けない時にカップ麺に頼りたいことだってありますよね。

妊婦さんでもカップ麺を食べることはできますが、栄養面や健康面で気になる点がいくつかあるというのが正直なところです。

そこで、妊婦さんがカップ麺を食べる上での注意点や、母体や赤ちゃんのためにできるひと工夫などを紹介していきます。

この記事はこんな妊婦さんにおすすめです。

  • たまにはカップ麺を食べたいけど、心配
  • つわり中でカップ麺を好んでよく食べる
  • 辛いカップ麺が無性に食べたい
  • 妊娠中にカップ麺を食べるデメリットを知りたい



妊婦はカップ麺を食べられるけど要注意

妊婦さんでもカップ麺は食べられます。

妊娠中はつわりなどの影響によって、食べ物の好みが偏ったり、無性に食べたくなるものがあったりしますよね。

つわり中に、どうしてもカップ麺が食べたいのなら我慢せずに食べるようにしましょう。食べ過ぎは良くありませんが、我慢のしすぎはストレスを溜める原因になってしまいます。

ただし、カップ麺といってもたくさんの種類があり、商品によっては食べる時に注意が必要なものもあります。

そして、食べ過ぎや日常的にカップ麺ばかり食べるのは避けるべきです。では、妊婦さんがカップ麺を食べる時に注意したい事などを一つずつ確認していきましょう。

妊娠中のカップ焼きそばについてはこちらの記事で、妊娠中の辛いものについてはこちらでも詳しく解説しています!

 

妊婦がカップ麺を食べる時の注意点

栄養の偏り

妊娠中に気になるのが、食事の栄養バランスですよね。産院でも、偏りがなくバランスのとれた食生活をするように言われたことがある妊婦さんも多いはず。

妊婦さんは、5大栄養素であるたんぱく質や炭水化物、脂肪、ミネラル、ビタミンを上手に摂取することが基本です。

カップ麺にはどれくらいの栄養成分が含まれているのか、カップヌードル1食分を例にして見ていきましょう。

 

熱量 353kcal(めん・かやく: 335kcal、スープ: 18kcal)
たんぱく質 10.7g
脂質 15.2g
炭水化物 43.4g
食塩相当量 4.9g(めん・かやく: 2.4g、スープ: 2.5g)
ビタミンB1 0.20mg
ビタミンB2 0.22mg
カルシウム 95mg

これだけだと、何が過剰で何が不足しているか、分かりにくいと思うので、妊娠中に必要とされる栄養素も確認していきましょう。

年齢や体重、運動量などによって異なりますが、今回は20代妊娠中期で運動量がふつうの妊婦さんを例とします。あくまでも目安として見てください。

 

栄養素 1日あたりの必要量 1食あたりの必要量
エネルギー 2,200kcal 730kcal
たんぱく質 60g 20g
脂質 20〜30g 7〜10g
炭水化物 50〜65g 16〜21g
食塩相当量 7g未満 2g
ビタミンB1 1.3g 0.4g
ビタミンB2 1.5g 0.5g
カルシウム 650mg以上 216mg

カップヌードルに表示された栄養成分のみ記しましたが、妊娠中に摂りたい栄養素はビタミンやミネラルなど他にも色々とあります。

カップヌードル1食分の栄養成分と妊娠中(例)の1食あたりの必要量とを見比べると、摂りたい栄養成分は不足し、逆に摂りすぎを防ぎたい栄養成分が過剰していることがよくわかります。

つまり、妊婦さんがカップ麺を食べるなら、栄養のとれる食べ物を足すか、残りの2食で栄養を補う必要があるのです。

 

塩分

カップ麺は塩分が高いものがほとんどです。人気なカップ麺の塩分と、妊婦さん(例)の1食分(1日分1/3)塩分摂取量を比べてみると、

 

妊婦の1食分の塩分摂取量 2〜3g
カップヌードル 4.9g
ごつ盛り味噌 6.8g
麺づくり鶏だし塩 6.2g
赤いきつね東 6.6g
緑のたぬき天そば東 6.2g
蒙古タンメン中本 6.6g

1日の塩分摂取量の目安は7gなので、1食分はだいたい2〜3gまでに抑えるのがいいでしょう。妊娠中だからといって塩分は、多めに摂る必要はありません。

ほとんどのカップ麺は、妊婦さんの1食分の塩分摂取量の目安を大幅に超えているのが分かります。妊娠中に塩分を摂りすぎると、

  • 高血圧
  • むくみ

につながります。その結果、妊娠高血圧症候群になってしまう可能性があるのです。

妊娠高血圧症候群になると、赤ちゃんの発育不全や機能不全などのリスクが高まり、重症化した場合には流産や死産に至ることもあります。

妊娠中に辛いカップ麺を食べることもできますが、激辛なカップ麺は塩分が高い傾向があるため注意してください。

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リスクを減らすためにも、妊娠中は塩分摂取量に注意したいですね。

 

脂質

カップ麺には脂質も多く含まれています。1日の脂質の摂取量目安は20〜30gで、1食分にすると7〜10g程度になります。

人気なカップ麺の脂質量と、1食の脂質摂取量の目安を比べてみましょう。

 

妊婦の1食分の脂質摂取量 7〜10g
カップヌードル 15.2g
ごつ盛り味噌 31.5g
麺づくり鶏だし塩 7.6g
赤いきつね東 19.1g
緑のたぬき天そば東 23.6g
蒙古タンメン中本 22.3g

どのカップ麺も1食の脂質摂取量を超えていて、カップ麺ひとつで1日の脂質量に達するものもあります。

脂質はからだのエネルギー源として大切な栄養素であり、細胞膜の主な成分でもあります。妊娠中にも必要不可欠な栄養素ですが、摂りすぎには注意が必要です。

脂質を摂りすぎると脂肪細胞に蓄えられ、肥満を招いたり、ホルモンの異常分泌を誘導して生活習慣病を引き起こすこともあります。

脂質はエネルギー源でもあるため、妊婦さんは普段よりも多く摂らなくてはいけない場合もありますが、国民健康調査によると20~40代の女性では十分な脂質量を摂取できているといえます。

また、カップ麺などに含まれる脂質よりも、魚類に含まれる必須脂肪酸を積極的に摂るようにしましょう。必須脂肪酸は、赤ちゃんの脳や神経の発達を支える大切な栄養素です。

 

添加物

カップ麺には添加物も多く含まれています。食品添加物とは、

食品添加物は、保存料、甘味料、着色料、香料など、食品の製造過程または食品の加工・保存の目的で使用されるものです。
厚生労働省は、食品添加物の安全性について食品安全委員会による評価を受け、人の健康を損なうおそれのない場合に限って、成分の規格や、使用の基準を定めたうえで、使用を認めています。

引用︰厚生労働省

しかし、カップ麺には危険な食品添加物が多量に使用されているとも言われています。

緑内障の原因物質である疑いがある化学調味料のグルタミン酸ナトリウムや、胃の粘膜損傷の恐れがある、炭酸カリウムやリン酸カリウムなどのかん水などがあります。

また、発がん性物質が含まれると言われるカラメル色素は、ほとんどのカップ麺やインスタントラーメンに添加されているのです。

特に妊娠中は、危険とされる添加物には注意したいですね。



妊婦がカップ麺を食べる時におすすめな工夫

ノンフライ麺を選ぶ

カップ麺は、製造工程中の乾燥方法の違いで、油揚げ麺とノンフライ麺に大きく分けられます。よくあるカップ麺は、油揚げ麺であることがほとんどです。

ノンフライ麺とは、熱風が循環している乾燥機の中を通過させて乾燥する方法で作られていて油で揚げる工程はありません。

特徴としては、

  • 食感が生麺に近い
  • 麺がさっぱりした風味
  • 低カロリー
  • 脂質が低め

などが挙げられます。油揚げ麺と食感や風味が全く違うため、好みが分かれますが、妊婦さんにとって低カロリーで脂質が低めであることは嬉しいポイントです。

妊娠中にカップ麺を食べる時は、なるべくノンフライ麺を選ぶといいでしょう。

 

一度お湯を流す

調味料が別入れになっているカップ麺が多いですが、そういったカップ麺を食べる時は、調味料を入れる前に一度たっぷりのお湯をいれて流しましょう。

麺を茹でたお湯を捨てて、新しいお湯を入れてから調味料を入れスープを作るようにするだけで、麺に含まれる油や塩分を軽減させることができます。

また、カップ麺に使用されることの多いリンという食品添加物には、糖質の代謝を高める一方で、摂取し過ぎるとカルシウムが吸収されなくなるという働きを持っています。

そのリンを軽減させるためにも、一度お湯を流すようにするのがおすすめです。

 

野菜やわかめを足す

カップ麺だけで1食分としてしまうと、栄養不足になるのが問題でもあります。カップ麺には野菜やお肉、魚などはほとんど含まれていません。

そこでおすすめなのが、野菜やわかめなどのトッピングです。

野菜を入れることで、不足した栄養を補うことができますし、わかめに含まれるアルギン酸には、血液中のコレステロールを減らしたり、腸内細菌のバランスを整える働きがあります。

他にも、たんぱく質を多く含む卵をトッピングしたりするのもおすすめです。卵をトッピングする時は、しっかり加熱させるように注意してください。

 

妊婦はカップ麺を食べるのはなるべく控えましょう

妊婦さんでもカップ麺を食べることはできますが、妊娠中のカップ麺にはデメリットもあるため、たまに食べるくらいにしておくのがいいでしょう。

妊娠中にカップ麺を食べる上でのデメリットは、

  • 栄養が偏る
  • 塩分が多い
  • 脂質が多い
  • 添加物が多い

などです。健康な妊娠経過とお腹の赤ちゃんの発育のためにも、カップ麺の食べ過ぎやカップ麺ばかり食べるのは避けるようにしてください。

また、カップ麺を食べる時は、このような工夫をするのがおすすめです。

  • ノンフライ麺を選ぶ
  • 一度お湯を捨てる
  • 野菜やわかめ、卵などをトッピング
ぜひ参考にしてみてください!
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