妊婦さんでも、ココアが無性に飲みたくなることはありますよね。実は私も、つわりの影響もあってか、よく妊娠中にココアを飲みたくなっていました。
妊婦さんがココアを飲む時には、心配なことや気になることがたくさんありますよね。
そこで、ココアのカフェイン量や糖分、カロリーなどをはじめ、妊婦さんがココアを飲むことのメリットやデメリットを詳しく解説していきます。
この記事でわかる事
- ココアのカフェイン含有量
- 妊婦のカフェイン摂取量の上限
- 妊娠中に飲めるココアの量
- 妊婦がココアを飲むことのメリットとデメリット
- 妊娠中におすすめなココア
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妊婦はココアを飲んでいい?影響はある?
結論から言うと、妊婦さんでもココアを飲んで大丈夫です。ネスレ社が製造販売しているココア味の粉末麦芽飲料のブランドである「ネスレ・ミロ」も飲むことができます。
ただ、妊婦さんがココアを飲む時に気になることや心配なことはいくつかありますよね。これから気になることなどについて一つずつ解説していきます。
ココアのカフェイン含有量
妊婦さんがココアを飲む時に、まず1番に気になるのが、ココアのカフェイン含有量についてではないでしょうか。
一般的にココアには、微量ではありますが、カフェインが含まれています。そこで、スーパーや薬局などで購入できるココアのカフェイン含有量をそれぞれ調べてみました。
バンホーテンミルクココア | 表示なし |
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森永 ミルクココア | 表示なし |
森永 牛乳で飲むココア | 表示なし |
ネスレ ココア | 表示なし |
ネスレ ミロ | 表示なし |
ブレンディ スティックココア・オレ | スティック1本あたり6mg |
残念ながら、ブレンディのスティックココア・オレ以外はカフェイン含有量の表示がないという結果になりました。
しかし、公式サイトのお問い合わせやよくある質問の欄には、「ごく微量ですが含まれています。コーヒーの10分の1程度の僅かな量です。」というような表記がありました。
ココアには大きく分けると、純ココア(ピュアココア)と調整ココア(ミルクココア)の2種類があります。
ピュアココアは砂糖が入っておらず苦味があり、甘くありません。一方ミルクココアは、すでに甘さが調整されているタイプのココアです。
以下がココアに含まれるカフェイン含有量のおおよその量になります。
ココアの種類 | 粉末100gあたりのカフェイン量 |
---|---|
純ココア(ピュアココア) | 200mg |
調整ココア(ミルクココア) | 微量 |
ピュアココア1杯分に使用する粉末はだいたい5g程度です。5gあたりに換算すると、ピュアココア1杯のカフェイン含有量はおよそ10mgとなります。
一方、ミルクココアに使用する粉末はだいたい12g程度ですが、カフェインは微量しか含まれません。
妊娠中のカフェイン摂取量
妊婦さんが1日に摂れるカフェイン量には、機関によって推奨されている摂取量の上限があります。
世界保健機関(WHO) | コーヒー 1日3~4杯 |
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英国食品基準庁(FSA) | 1日200 mg(コーヒーマグカップ2杯程度) |
カナダ保健省 (HC) | 1日300 mg(コーヒーマグカップ2〜3杯程度) |
妊婦さんは1日のカフェイン摂取量を、200mgまでに抑えておくと安心です。カフェイン量の面だけで判断すると、ココアはたくさん飲んでも全く問題ないように思えます。
しかし、他の面でも注意が必要なのです。
妊娠中にココアを毎日飲んでもいい?
妊婦さんのココアの摂取量については、厚生労働省からの制限などはありません。
しかし、ココアにはカフェインが含まれている他に、糖分やカロリーもとても高いため、飲み過ぎには注意しなければなりません。
毎日1杯飲む程度なら問題ないかもしれませんが、妊娠中はなるべく飲む回数を減らすのがいいでしょう。
つわり中に飲んでいい?
つわり中の妊婦さんでも、ココアを飲むことができます。
つわり中は、食べ物や飲み物を受け付けなくなったりしますが、ココアなら飲めたという妊婦さんもいるようです。
ただし、つわりの辛さがピークに達することが多いとされる妊娠8〜9週間の妊娠初期の妊婦さんがカフェインを過剰摂取することは流産の危険性を高め、危険と言えます。
ココアのカフェイン含有量は少ないですが、たくさん飲み過ぎないように注意してください。
妊婦におすすめなココア
\妊娠中におすすめなココア/
商品名 | 牛乳屋さんのミルクココア(和光堂) |
---|---|
カフェイン量(1杯あたり) | 3mg |
カロリー(1杯あたり) | 71kcal |
赤ちゃんの離乳食や粉ミルク、ベビーフードを販売していることで知られる和光堂から発売されている、妊婦さんや授乳中のママも安心して飲めるココアです。
1917年に国産初の育児用粉乳(調製粉乳)を発売した和光堂。その和光堂が100年以上の歴史で培ってきた技術で生まれたクリーミングパウダーを使用したココアなのです。
ちなみに、西松屋などのベビー用品店でも見かけることがあります。
【口コミ】
ココアによる妊婦も嬉しい効果とは
ココアに含まれている栄養素には以下のようなものがあります。
カルシウム
鉄
ポリフェノール
食物繊維
テオブロミン
マグネシウム
亜鉛
銅
ビタミンB6
これら、ココアの栄養成分による効能効果には以下のようなことに期待できます。
- 美肌効果
- 便秘解消
- 血行促進
- 冷え性改善
- リラックス効果
- 抗インフルエンザウイルス効果
つわり中のホットココアによる効果
ココアには、つわりによる吐き気を和らげる効果のあるビタミンB6が含まれています。また、鉄分も含まれているので、貧血にも効果的です。
飲み過ぎに注意しながらココアを摂取すれば、つわりが軽減できる可能性もあります。
また、ホットココアを飲んだ後は、体が温まっている時間が長くなります。冷え性対策として有名な生姜湯よりも、温まった体温の持続時間が長かったという研究結果もあるのです。
つまりココアは、ホルモンバランスによる影響で体が冷えやすくなっている妊婦さんにおすすめな飲み物といえます。
妊婦がココアを飲む時の注意点
妊婦さんがココアを飲む時に注意することは、とにかく飲み過ぎないようにすることです。
先ほど紹介したように、ココアにはカフェインが含まれています。少量であるため、カフェインに関してはそこまで気にする必要はありませんが、糖分やカロリーは高めです。
妊娠中に糖分を摂りすぎると、体重増加や妊娠糖尿病を引き起こす可能性があります。
特に、砂糖で甘みが足されているミルクココアは糖分が高めなので、1日たくさん摂取しないようにしましょう。
ココアを飲むこと自体に害はありませんが、基本的には毎日は飲まず、1日1〜2杯程度に抑えておくのがおすすめです。
妊婦はココアを適量で楽しみましょう
妊婦さんでもココアは飲めますが、飲み過ぎには注意が必要であることがわかりました。
ココアには、妊娠中も嬉しい効果に期待できますが、飲むとしても1日1〜2杯程度までに抑えておくのがおすすめです。
また、妊婦さんにおすすめなココアは、「牛乳屋さんのミルクココア」です。ベビーフードなどで有名な和光堂から発売されているココアで、ベビー用品店でも見かけることがあります。
\牛乳なしでもクリーミー/