妊婦さんがジンジャーエールを飲むことで妊娠経過に影響やデメリット、注意点はあるのか、ジンジャー（生姜）によるつわり軽減効果があるのかどうかをまとめました。
また、ジンジャーエールに含まれる成分などを比較して、どの商品がおすすめなのかも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかる事
- ジンジャーエールのカフェイン含有量
- 妊娠中の炭酸飲料について
- ジンジャーエールのつわり軽減効果の有無
- ジンジャーエール人気商品の比較やおすすめ
- 妊婦さんが飲む上での注意点
をチェック！妊婦はジンジャーエールを飲んでいい？
ジンジャーエールのカフェイン含有量
結論から言うと、妊婦さんでもジンジャーエールを飲むことができます。
妊婦さんにとって、ジンジャーエールを飲む上で気になることの一つ「カフェイン含有量」ですが、実はジンジャーエールにはカフェインは、基本的に含まれていません。
コーラやライフガードなど、人気の炭酸水にはカフェインが含まれていることが多いので、ジンジャーエールにカフェインが含まれていないのは少し驚きですよね。
また、ジンジャーエールの「エール」は、「Aleというビールの一種」という意味ですが、ジンジャーエール自体にアルコールは含まれていないので安心してください。
では、妊婦さんが炭酸飲料を飲むことに問題があるか無いかも確認していきましょう。
炭酸だけど大丈夫？
妊婦さんが炭酸飲料を飲むこと自体に問題はありません。飲み過ぎずに適量であれば妊娠中も飲んで大丈夫です。
妊娠中に炭酸飲料を飲むことで、妊婦さんに嬉しい効果に期待することもできます。その効果とは、以下の3つです。
- つわり抑制
- 便秘解消
- 疲労回復
炭酸には、胃液を分解する作用があり、つわりの症状を緩和してくれます。そして、胃酸の分泌を促して消化促進したり、腸を刺激して運動を活発にしてくれるため、便秘解消効果があります。
炭酸による刺激により血行が良くなり、心拍数があがることにより、代謝向上効果もあり、疲労物質を素早く体の外に排出することから、疲労回復効果に期待できるという説もあるのです。
また、つわりなどの影響により、妊娠中に炭酸飲料が好きになったり、炭酸飲料のほうが他の飲み物より飲みやすいと感じる妊婦さんもいます。
つわり期に炭酸水よく買いに行っていたのを思い出す。
— 瀬戸弦 (@setogen) August 15, 2019
妊婦がジンジャーエールを飲むとつわりに効く？
妊娠中のつわりに「生姜」が効くと聞いたことがある方も多いはず。ジンジャーといえば生姜を思い浮かべますが、ジンジャーエールにつわり軽減効果があるのか気になりますよね。
そもそも、ジンジャーエールに生姜が入っているかどうかですが、実はジンジャーエールは「生姜風味の炭酸飲料」であり、生姜が入っていない商品もあります。
生姜には、つわりを軽減させる効果があると臨床試験で確認されていますが、アメリカなどの海外では、ジンジャーエールを飲んでつわりを軽くするのが一般的です。
生姜エキスが入ったジンジャーエールを飲んでつわりが軽減した妊婦さんもいるので、ジンジャーエールはつわりに効く言えます。
では、ジンジャーエールの商品の中で、生姜エキスが含まれているのはどれで、含まれていないのはどれかも見ていきましょう。
妊婦がジンジャーエールを飲むならどの商品？
ジンジャーエールの商品の中には、「生姜エキス」が全く含まれていないものもあります。
それは、ジンジャーエール=生姜風味の炭酸飲料だからで、必ず生姜が入っていなければならないものではないからです。
妊娠中にジンジャーエールを飲むなら、せっかくならつわりに効果的な生姜エキス入りを飲みたいですよね。
そこで、ジンジャーエールの人気商品である「カナダドライ」と「ウィルキンソン」に生姜エキスが入っているか確認してみました。妊婦さんが気になるカロリーも比較します。
| 商品名 | 原材料 | カロリー |
|---|---|---|
| カナダドライジンジャーエール | 果糖ぶどう糖液糖、ジンジャーエキス／炭酸、香料、酸味料、カラメル色素、酸化防止剤（ビタミンC） | 36kcal（100mlあたり） |
| ウィルキンソンジンジャーエール | 果糖ぶどう糖液糖／炭酸、酸味料、香料、カラメル色素 | 37kcal（100mlあたり） |
カナダドライにはジンジャーエキス（生姜エキス）が含まれていますが、ウィルキンソンには含まれていませんでした。
それぞれの特徴としては、カナダドライは甘口で炭酸が弱め、ウィルキンソンは辛口で炭酸が強めです。
生姜エキスじゃ物足りない、生の生姜が入っているジンジャーエールがいいと言う方には、こちらの商品もおすすめです。
| 原材料 | 砂糖、果糖ブドウ糖液糖、しょうが、香料、酸味料、ビタミンC |
|---|---|
| カロリー | 50kcal（100mlあたり） |
妊婦はジンジャーエールの飲み過ぎに注意
妊婦さんでもジンジャーエールを飲めることが分かりましたが、飲み過ぎには十分注意しましょう。
ジンジャーエールは、コーラやサイダーなど他の炭酸飲料に比べるとカロリーは低めですが、糖質はしっかり含まれています。
| 商品名 | 糖質･炭水化物（ペットボトル1本500mlあたり） |
|---|---|
| カナダドライジンジャーエール | 43.5g |
| ウィルキンソンジンジャーエール | 46.5g |
ジンジャーエールには糖分が多く含まれているので、血糖値を急激に上げます。また、糖分の摂り過ぎは妊娠糖尿病を引き起こす可能性があります。
妊娠経過が順調な妊婦さんであれば、たまに少し飲むくらいにしておくのが安心です。
妊婦はジンジャーエールを適量で楽しもう
ジンジャーエールは妊婦さんでも飲むことができて、つわりにも効果的であることがわかりました。
しかし、ジンジャーエールといっても、全ての商品に生姜が含まれているわけではありません。ジンジャーエール=生姜風味の炭酸飲料なのです。
生姜がしっかり入っていて、生姜の味がしっかり感じられるものを選ぶなら「JAわかやま生姜丸しぼりジンジャーエール」がおすすめです。
妊娠中は、ジンジャーエールの飲み過ぎに気をつけながら適量で楽しむようにしましょう。
