妊娠中に甘酸っぱいグレープフルーツを食べたくなる時ってありますよね。独特な苦味やスッキリとした後味で、つわり中に食べたくなる時もあります。
妊娠中にグレープフルーツを食べたり、グレープフルーツのアロマオイルを使用することで妊娠経過やお腹の赤ちゃんに悪い影響がないか心配な妊婦さんも多いはず。
そこで、妊婦さんがグレープフルーツを食べることの影響や効果、注意点などについてまとめました。
この記事でわかる事
- 妊婦がグレープフルーツを食べることの影響や効果
- 妊娠中のグレープフルーツアロマの使用について
- 妊婦がグレープフルーツを食べる時の注意点
- グレープフルーツの効果的な食べ方
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妊婦はグレープフルーツを食べてもいい?
妊婦さんでもグレープフルーツは食べられます。グレープフルーツを妊娠中に食べたからといって、妊娠経過や赤ちゃんに直接的に悪影響を与えることはありません。
グレープフルーツには、以下のような種類がありますが、全て妊娠中でも食べることができます。
- ホワイトマーシュ
- ピンクマーシュ
- ルビー、スタールビー
- ダンカン
- オロブロンコ(スウィーティ)
つわり中の妊婦さんは、酸味のあるグレープフルーツが食べやすいと思うことも多いようです。
ただ、妊婦さんがグレープフルーツを食べる上で注意したい点もいくつかあります。それらについても順番に解説していきます。
つわり軽減に効く?
「つわりにはグレープフルーツがいい」と聞いたことがある妊婦さんも多いはず。グレープフルーツは酸味と苦味のバランスが良く、つわり中でも比較的食べやすい食べ物です。
グレープフルーツを食べたあとは、口の中がスッキリするため、つわりにも効くと言われているようです。
つわり中に無性にグレープフルーツを食べたくなる妊婦さんもいますが、その理由には、
- 妊娠やつわりによる味覚の変化
- 酸味により唾液の分泌量が増える
- 香りによるリラックス効果がある
- 後味がスッキリしているから食べやすい
などが挙げられます。つわり中で、なかなかご飯が進まないという方は、グレープフルーツを試してみるのもいいかもしれません。
グレープフルーツの効果
グレープフルーツには、体にいいとされる以下のような栄養素が多く含まれています。
主な栄養成分 | 効果 |
---|---|
ビタミンC | 美肌効果・疲労回復・ストレス解消・風邪予防 |
クエン酸 | 疲労回復・ストレス解消 |
リモネン(香り成分) | 脂肪燃焼・ストレス解消 |
ナリンギン | 食欲抑制 |
ペクチン(食物繊維) | 整腸効果・抗酸化作用(老化防止) |
ナイアシン(ビタミンB3) | 不眠や不安の改善・コレステロール低下 |
カリウム | むくみ解消・高血圧改善 |
葉酸 | 胎児の成長に必要不可欠 |
グレープフルーツには、妊娠中に必要不可欠である葉酸の他、積極的に摂取したい栄養素がたくさん含まれています。
妊婦はグレープフルーツのアロマを使ってもいい?
グレープフルーツのアロマオイルは、妊娠初期から使うことができます。フルーティーで爽やかな甘酸っぱい香りは、つわり中でも心地よく感じられます。
妊娠中のストレスや嫌なことなどからリフレッシュしたい時などにもおすすめです。
妊娠5カ月頃までは、心身への作用が穏やかな芳香浴にして、その後は、就寝時に枕もとに置いたハンカチやコットンに数滴垂らして使ったりしてみてください。
妊婦がグレープフルーツを食べたくなると胎児の性別がわかる?
お腹の赤ちゃんの性別を知ることができるのは、妊娠5ヶ月頃とされていますが、性別ジンクスなどで赤ちゃんの性別を予想することができます。
そのほとんどは科学的根拠がないため、あくまで予想になりますが、妊娠中のグレープフルーツにもジンクスがあると言われています。
「妊娠中にグレープフルーツなどの柑橘系や酸っぱい食べ物を好むようになると、お腹の赤ちゃんの性別は男の子」というものです。
妊婦がグレープフルーツを食べる時の注意点
妊婦さんがグレープフルーツを食べる時に注意が必要な点が以下の2つです。
- よく洗ってから食べる
- 食べ過ぎに気をつける
では、なぜ気をつけるべきなのかを確認していきましょう。
よく洗ってから食べる
スーパーなどに並んでいるグレープフルーツのほとんどは海外から輸入されたものですが、輸送の際に腐敗したりカビが発生することを防ぐために、食品添加物の防カビ剤(防ばい剤)が使われています。
防カビ剤として使用される物質の中には、農薬(殺菌剤)も含まれていますが、収穫後に使用された防カビ剤は食品添加物扱いになるのです。
妊婦さんが、防カビ剤を体内に多量に取り込むことで、お腹の赤ちゃんの奇形を引き起こす危険性があるため注意する必要があります。
防カビ剤をなるべく体に取り込まないためにも、食べる前には必ずよく洗うようにしましょう。
また、防カビ剤はグレープフルーツの表面だけでなく、少量ですが果肉部分にも浸透されていくという報告がされています。
そのため妊婦さんは、グレープフルーツを食べるのを、多くても1日1個程度までにしておくと安心です。
食べ過ぎに気をつける
妊娠中は、どんなものでも過剰摂取はよくありませんが、グレープフルーツの食べ過ぎにも注意しましょう。
先程紹介した、防カビ剤を体内に多く取り込まないようにするため以外にも、グレープフルーツの果糖の摂り過ぎによる体重増加などを防ぐためでもあります。
妊娠中に必要以上に太ってしまうと、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群を引き起こす可能性があるのです。
そのため、妊婦さんはグレープフルーツを1日に1個程度までにしておくことをおすすめします。
妊婦におすすめなグレープフルーツの食べ方
妊婦さんにとって嬉しい成分がたくさん含まれているグレープフルーツを、効果的に食べるためにおすすめな食べ方が、「グレープフルーツジュース」です。
自宅でグレープフルーツをミキサーにかけるのでも、スーパーに売っているグレープフルーツジュースでもOKです。
スーパーなどで購入する場合には、濃縮還元ジュースではなく、ストレートタイプのものを選ぶことをおすすめします。
なぜなら、濃縮還元ジュースのほうは製造工程で加熱殺菌をしており、グレープフルーツの効果を発揮する成分が壊れてしまっているからです。
妊娠中はグレープフルーツを上手に摂取してみて
妊婦さんでもグレープフルーツを食べることができます。グレープフルーツには、妊娠中にも嬉しい栄養成分がたくさん含まれています。
また、グレープフルーツ特有の酸っぱさや苦味で、つわり軽減効果にも期待できるので、つわり中の妊婦さんはぜひグレープフルーツを食べてみてください。
ただし、以下のことに注意しましょう。
- 食べる前にしっかり洗うこと
- 食べ過ぎには注意すること
グレープフルーツの栄養成分を効果的にとるには、皮を剥いてそのまま食べるか、ミキサーにかけてグレープフルーツジュースにするのがおすすめですよ。