妊娠中やつわり中に、急に無性にマック(マクドナルド)のポテトやハンバーガー、ナゲットを食べたくなることってありますよね。
妊婦さんがマックを食べる上で、気になる事や心配な事もあると思います。そこで、この記事では、
- 妊婦さんがマックを食べても問題ないか
- 妊娠中やつわり中に無性に食べたくなる理由
- マックのメニューの栄養成分
- 妊婦さんがマックを食べる時の注意点
などを詳しく紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
妊婦はマックを食べてもいい?
妊婦さんでもマック(マクドナルド)の食べ物を食べても大丈夫です。
妊娠中は、妊娠経過やお腹の赤ちゃんのことを想って食べ物や栄養に神経質になりがちですが、食べたい物を我慢しすぎるとストレスに繋がります。
栄養バランスが整った食事をとることはとても大切ですが、たまには好きな物を食べて気分転換するのもいいと思います。
ただし、毎日食べたり、一度にたくさんのメニューを食べるのはおすすめできません。妊婦さんがマックの食べ物を食べる時には注意したい事がいくつかあるのです。
マックを無性に食べたくなる原因
妊娠中やつわり中に無性にマックのポテトを食べたくなる妊婦さんもたくさんいますよね。妊娠前は特別好きではなかったのに、妊娠してからマックが大好きになるなんてこともあるようです。
なぜ無性にマックのメニューを食べたくなるのかというと、詳しい原因は分かっていませんが、ホルモンバランスが関係しているのではないかと言われています。
また、
- カロリーが高くエネルギー補給しやすい
- ポテトの原材料のジャガイモには葉酸が含まれている
- 塩分により血糖値が上がり一時的につわりが緩和される
なども関係して、妊婦さんは本能的にマックのポテトやメニューを食べたくなるのではないでしょうか。
妊婦が気になるマックの栄養素
マックのメニューは、どれも高カロリー高脂質など、数値が高いことが気になります。ちなみに、妊婦さんの1食あたりの栄養成分の必要量の目安はこちらです。
エネルギー | 730kcal |
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たんぱく質 | 20g |
脂質 | 7〜10g |
炭水化物 | 16〜21g |
食塩相当量 | 2g |
マックでは単品購入することもできますが、多くの人がお得なセットメニューを選ぶかと思います。セットになると、更にカロリーなどの数値が高くなっていきます。
では、マックの人気商品のそれぞれ栄養成分量について確認してみましょう。
マックポテト
マックフライポテト(M)の栄養成分
エネルギー | 430kcal |
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たんぱく質 | 5.3g |
脂質 | 20.6g |
炭水化物 | 51.0g |
コレステロール | 9㎎ |
食塩相当量 | 0.8g |
マックナゲット
チキンマックナゲット5ピースの栄養成分
エネルギー | 270kcal |
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たんぱく質 | 15.8g |
脂質 | 17.2g |
炭水化物 | 13.1g |
コレステロール | 63㎎ |
食塩相当量 | 1.3g |
マックシェイク
マックシェイクバニラ(S)の栄養成分
エネルギー | 218kcal |
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たんぱく質 | 4.5g |
脂質 | 2.1g |
炭水化物 | 45.4g |
コレステロール | 6㎎ |
食塩相当量 | 0.3g |
ダブルチーズバーガー
ダブルチーズバーガーの栄養成分
エネルギー | 457kcal |
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たんぱく質 | 26.5g |
脂質 | 25.0g |
炭水化物 | 31.4g |
コレステロール | 76㎎ |
食塩相当量 | 2.9g |
妊婦さんはリステリア菌という細菌に感染するとハイリスクであるため、チーズを食べる際には注意が必要です。
しかし、マックのハンバーガーに使用されているチーズは、プロセスチーズであり製造の段階で加工処理されているチーズなので、リステリア菌の繁殖の心配はありません。
てりやきバーガー
てりやきマックバーガーの栄養成分
エネルギー | 478kcal |
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たんぱく質 | 15.5g |
脂質 | 30.2g |
炭水化物 | 36.4g |
コレステロール | 56㎎ |
食塩相当量 | 2.1g |
妊婦がマックばっかり食べるとどうなる?
マックの食べ物は、カロリーや塩分が高めなため、妊婦さんがマックのメニューばかり食べる食生活を続けると、
- 体重増加
- 妊娠糖尿病
- 妊娠高血圧症候群
などを引き起こす可能性があります。また、野菜があまり入っていないので栄養バランスが偏ることも問題です。
また、妊娠中は摂取を控えたい食品添加物も多く含まれているため、食べ過ぎには十分注意したいですね。
妊婦がマックを食べる時の注意点
妊婦さんがマックの食べ物を食べる時は以下の点に注意しましょう。
- 食べ過ぎない
- 毎日は食べずたまにの頻度にする
- 栄養バランスにも注意
食べ過ぎない
マックのメニューは、カロリーや塩分が高めです。例えば、ポテトとハンバーガーとジュースのセットを選ぶと、妊婦さんの1食分の栄養成分の目安を大きく越えてしまいます。
セットに更にサイドメニューを追加したり、ポテトをLサイズにしたりするのはおすすめできません。
毎日食べずにたまにの頻度で
毎日マックの食べ物を食べる妊婦さんは少ないかと思いますが、マックを頻繁に食べることは避けるようにしましょう。
健康な妊娠経過やお腹の赤ちゃんのためには、栄養バランスのとれた食事をするのが基本です。
また、急激な体重増加や妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群などのリスクを回避するためにも、多くても1ヶ月に1〜2回程度にしておきましょう。
サイドメニューはサラダに
マックではセットにする時にサイドメニューをいくつかの中から選ぶことができますが、「サイドサラダ」を選ぶのがおすすめです。
サイドメニューにサラダを選べば、ハンバーガーにもあまり含まれていない野菜を摂取できます。
サイドメニューにサラダを選ばなくても、その日のマック以外の食事では、積極的に野菜をとるようにするなど、工夫をしてみましょう。
妊婦はマックをなるべく控えましょう
妊婦さんでもマックの食べ物を食べることができますが、食べ過ぎや頻繁に食べることは避けるようにしましょう。
その理由は、マックのメニューのほとんどがカロリーや塩分が高いからです。妊婦さんがカロリーや塩分を過剰摂取すると、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群などを引き起こす可能性があります。
そのため、妊娠中にマックを食べる時は、サイドメニューにサラダを選んだり、マック以外の食事でカロリーや塩分を抑えるようにしてみましょう。