妊婦さんでも問題なくぶどうを食べられます。ぶどうにはたくさんの栄養素が含まれていますが、妊娠中に食べることでどんな効果を得られるのか気になりますよね。
また、ぶどうジュースを飲んでも大丈夫なのか、妊婦さんがぶどうを食べる時に気をつけるべき事なども合わせて紹介していきます。
この記事でわかる事
- 妊婦さんが食べられるぶどうの品種
- ぶどうの効果と効果的な食べ方
- 妊婦さんがぶどうを食べる時の注意点
- イチオシの無農薬栽培ぶどう
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妊婦はどのぶどうを食べても大丈夫?
妊婦さんでもぶどうを問題なく食べられます。ぶどうといっても種類はたくさんあって、
- 巨峰
- シャインマスカット
- デラウェア
- ピオーネ
- 甲州
- クイーンニーナ
など、他にも沢山の品種があります。これら全て妊婦さんでも食べることができるのです。
ポリフェノール豊富な皮ごと食べるのがおすすめ
実は、ぶどうを皮ごと食べないのは、日本人だけと言われていて、海外ではぶどうを皮ごと食べるのが当たり前なんだそう。
ぶどうの革の色は、大きく黒と赤、緑の3つに分けられます。
- 黒(巨峰、ピオーネ、ナガノパープルなど)
- 赤(キングデラ、プリモアモーレ、ビアートなど)
- 緑(シャインマスカット、白峰、ゴールドフィンガーなど)
黒と赤のぶどうの皮には、ポリフェノールの1種であるアントシアニンが含まれています。アントシアニンには視力回復効果や、生活習慣病の主な原因とされる活性酸素の生成を抑制する働きがあります。
さらに、赤色のぶどうには、メタボ予防や発がん抑制作用を持つとされるレスベラトロールというポリフェノールも含まれているのです。
黒と赤、緑ぶどうそれぞれの皮には栄養がたっぷり詰まっているので、これらの栄養素を活かすには皮ごと食べるのがおすすめです。
妊婦さんも嬉しいぶどうの効果とは
ぶどうは皮だけでなく、実の部分にも栄養素がたっぷり含まれています。主な栄養素とその効能を紹介していきます。
ブドウ糖
ブドウ糖は、体内で素早くエネルギーに変換されるため、疲労回復に期待できます。また、脳の唯一のエネルギー源であるとも言われていて、集中力を高める効果もあります。
ミネラル
たんぱく質や脂質、炭水化物などのエネルギー源の代謝を助けるミネラルは、妊婦さんにとって欠かせない栄養素です。特に、塩分の排出を促して体内のミネラルバランスを正常に保つ働きのあるカリウムが多く含まれています。
ビタミン
ぶどうには、体や脳の働きを高めるビタミンB1やビタミンB6、ビタミンC、血管を丈夫にするビタミンEといったビタミン類も含まれています。また、妊婦さんに特に必要とされる葉酸も含んでいるのです。
ペクチン
ペクチンは食物繊維の1種です。ペクチンの分解物の中には、殺菌効果や血液の凝固調節、抗腫瘍性、免疫作用の適正化、コレステロール減少などの効果があるとされています。また、食物繊維として整腸作用や腸内細菌のバランスを保つなどの効能にも期待できるのです。
有機酸
ぶどうには、酒石酸とリンゴ酸という有機酸が特に豊富に含まれています。それらは、疲労回復や調整作用を持っており、リンゴ酸には抗アレルギー作用もあることがわかっています。
葡萄ジュースは飲んでいい?
妊婦さんは、ぶどうをそのまま食べるだけでなく、ぶどうジュースを飲んでも問題ありません。
ぶどうジュースにも、ぶどうをそのまま食べるのと同様にポリフェノールなど、栄養がたくさん含まれています。
つわり中で、果物を口にするのがツライ時には、ぶどうジュースで栄養をプラスするのもおすすめですよ。
妊婦がぶどうを食べる時の注意点
妊婦さんでもぶどうを食べることはできますが、注意点がいくつかあるので、しっかり確認しておきましょう。
食べ過ぎによる下痢などに注意
ぶどうはあまり消化がよくないと言われていて、特に皮は実よりも消化が悪いです。そのため、食べ過ぎてしまうと消化不良を起こし、下痢を引き起こす原因になるかもしれません。
また、種ありのぶどうを食べる時は種を飲み込まないように注意しましょう。お腹から芽が出るなんてことはありませんが、消化されないものなので気をつけてください。
食べ過ぎによる妊娠糖尿病のリスクに注意
ぶどうにはブドウ糖と果糖が含まれています。
ブドウ糖を摂取すると血液中の糖が増え血糖値が上がり、インスリンが分泌されて血糖値を下げます。余ったブドウ糖は、エネルギー源として肝臓や筋肉、脂肪組織に蓄えられます。
つまり、ブドウ糖を摂り過ぎると妊娠糖尿病になるリスクが上がるため、過剰摂取には十分注意する必要があるのです。
また、ぶどうの食べ過ぎは太る原因となることも考えられます。ぶどう100gあたりの糖分は約16gでカロリーは64kcalです。
他の果物と比べても数値は高めなため、妊娠中に食べる際には多くても1房までにしておくようにしましょう。
食べる前にしっかり洗う
ぶどうを皮ごと食べるとなると、残留農薬についても気になりますよね。果物を作るときには、無農薬でない限り農薬が散布されています。
つまり、スーパーなどに売られているぶどうでも農薬がとりきれていない場合もあるのです。
また、妊娠中は特に注意すべきリステリア菌やトキソプラズマ菌が付着している可能性も考えられます。
そのため、ぶどうを皮ごと食べる時でも皮を剥いて食べる時でも、しっかり流水で洗うようにしましょう。
妊娠中におすすめな皮ごと食べられる無農薬ぶどう
妊娠中にぶどうを食べるなら、美味しい上に農薬や化学肥料を使わずに育てられたぶどうを選びたいですよね。
そこで、私のイチオシが自然農法で作られた山形県産のスチューベンです。
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スチューベンは非常に糖度が高く貯蔵性に優れ、年末から冬にかけても美味しく食べられるブドウとして定評があります。
味は酸味が少なく、まるで蜂蜜のような濃い甘さがあるのが特徴でもあります。種はありますが、無農薬なので安心して皮ごと食べられますよ。
妊婦はぶどうを適量で楽しみましょう
妊婦さんでもぶどうは食べられます。ぶどうは特に皮に栄養素が詰まっているので、その栄養を活かすためには皮ごと食べるのがおすすめです。
ぶどうを食べることで、妊娠中にも嬉しい効果がたくさん得られますが、ぶどうは糖分が高めでもあるため、食べ過ぎには注意しましょう。
妊婦さんがぶどうを食べる時は、多くても1日に1房までを目安に食べるようにしてみてください。