一般的に、妊婦さんはお寿司を食べるのを控えるべきだという意見が多いですが、妊娠中も無性にお寿司が食べたくなったり、回転寿司へ行きたくなることもありますよね。
そこで、妊婦さんが食べていいお寿司のネタを、人気チェーン店であるスシローとくら寿司、はま寿司を例にして紹介していきます。
- どんなネタでも炙りであれば食べていい?
- もし食べてしまったらどんな危険性があるの?
- どうしても食べたいネタを食べる方法は?
上の疑問についても解説しますので、妊婦さんやそのご家族は、回転寿司へ行く前にぜひ参考にしてみてくださいね。
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妊婦が回転寿司で食べていいネタ
妊婦さんはお寿司の中でも、食べていいネタと食べないほうがいいネタがあります。もし、食べないほうがいいネタを食べてしまったら妊娠経過やお腹の赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性があるので注意しましょう。
回転寿司店によって、同じネタでも生のものや蒸したものがあるので、人気チェーン店3つのメニューごとに「食べていいネタ」を紹介していきます。
ここで紹介するのは、にぎりと軍艦、巻物で、期間限定商品やサイドメニューは含んでいません。
また、しっかり全体が加熱されているか定かではないものや、炙りであっても表面しか炙られていないものは、念の為「食べていいネタ」のリストには入れていません。
妊婦がスシローで食べられるネタ一覧
妊婦さんが回転寿司チェーン店「スシロー」で食べていいネタはこちらです。
- えび
- えびアボカド
- えび天にぎり
- 煮あなご
- かにカマ天にぎり
- 牛塩カルビ
- 若鶏グリルステーキ
- 黒門伊勢屋のわさびなす
- 天然大えび
- たこ
- 炙り上穴子
- 活〆煮穴子一本にぎり
- コーン
- ツナサラダ
- なっとう
- 季節のいなり
- 納豆巻き
- きゅうり巻
- 新香巻
妊婦がくら寿司で食べられるネタ一覧
妊婦さんが回転寿司チェーン店「くら寿司」で食べていいネタはこちらです。
妊婦がはま寿司で食べられるネタ一覧
妊婦さんが回転寿司チェーン店「はま寿司」で食べていいネタはこちらです。
妊婦が回転寿司で食べないほうがいいネタ
妊婦さんは、上で紹介した「食べていいネタ」以外は基本的に食べないほうがいいでしょう。食べないほうがネタとしては以下のようなものが挙げられます。
- マグロ
- サーモン
- ネギトロ
- イカ
- アジ
- サバ
- ウニ
- うなぎ
- ほたて
- イクラ
- えんがわ
- つぶ貝
妊婦が回転寿司のネタを食べる時の注意点
妊婦さんが回転寿司へ行ってお寿司を食べる時に注意すべきことは、以下の2点です。
- 食べ過ぎないこと
- 生の魚介類は食べないこと
なぜ、妊娠中にお寿司を食べる時に注意が必要なのか、その理由を見ていきましょう。
メチル水銀
水銀には大きく分けて3つの種類があり、人体に無害なものと悪影響を及ぼすものがあります。
金属水銀
無機水銀
有機水銀(メチル水銀)
この中で、害があり妊娠中の多量摂取を避けるべきとされているのが「有機水銀(メチル水銀)」です。
基本的にメチル水銀は、食物連鎖の上部に位置する大きな魚のほうが小さな魚よりも濃度が高くなります。
妊婦さんがメチル水銀を多量に摂取すると、お腹の赤ちゃんへ以下のような影響を与える危険性があります。
【胎児への影響】
神経系の障害
脳や聴力、視覚への影響
言語能力や注意力の低下
特にメチル水銀を多く含んでいるのが、マグロや金目鯛、メカジキなどです。これら大型の魚には、厚生労働省より1週間の上限摂取量(週に1回程度)が定められています。
イワシやアジ、サーモンなどにも水銀は含まれていますが少量であるため、摂取量について心配する必要はありません。
ただし、妊婦さんが回転寿司のお寿司を食べる時に注意しなければならないことは、メチル水銀の他にもう1つあります。
食中毒
基本的にお寿司のネタは生物なため、食中毒に注意する必要があります。
生の魚介類には、食中毒の原因となるリステリアやノロウイルス、腸炎ビブリオなどの細菌が付着していることがあるのです。
妊婦さんは普段より免疫力が低下している状態であるため、食中毒にかかるリスクが高くなっていると言えます。
特に注意すべきなのが、厚生労働省も注意喚起しているリステリア菌です。
妊婦さんがリステリア菌に感染してしまうと最悪の場合、流産や死産の可能性や赤ちゃんにまで感染して、出生後に髄膜脳炎を発症して死亡するケースも考えられます。
また、食中毒により下痢や嘔吐が続くと、お腹の赤ちゃんの発育に影響を及ぼす可能性もあるため、妊婦さんが食中毒のリスクの高いお寿司を食べることは避けるべきなのです。
どうしてもサーモンやイカなどの生の魚介類が乗ったお寿司を食べたいのであれば、回転寿司ではなく、回らないお寿司屋さんで新鮮なものを食べるようにしてください。
妊婦がお寿司を食べて下痢になってしまったら?
妊娠中に食べないほうがいいネタが乗ったお寿司を食べてしまい、下痢になってしまったらすぐに病院へ受診しましょう。
リステリアの潜伏期間は3週間と長く、感染初期の症状は急性胃腸炎症状よりも、インフルエンザのような症状で、38~39℃の発熱や頭痛、嘔吐などの症状が出ることが多いとされています。
もし、リスクを知らずにお寿司を食べてしまった場合に心配であれば、かかりつけの産院で相談してみるのもいいでしょう。
妊婦が回転寿司で食べていいネタまとめ
妊婦さんは、基本的に生の魚介類が乗ったお寿司を食べることを避けるべきです。妊娠中は普段より免疫力が低下しているため、食中毒のリスクが高くなるからです。
また、妊娠中の多量摂取は危険とされるメチル水銀を多く含む、マグロや金目鯛、メカジキもなるべく控えるようにしましょう。
人気の回転寿司チェーン店であるスシローやくら寿司、はま寿司には妊婦さんでも安心して食べられるメニューもたくさんあります。
しかし、どうしてもマグロやサーモン、ウニなどのお寿司を食べたいという妊婦さんは、回転寿司ではなく、新鮮なお寿司を提供してくれるお寿司屋さんへ行くようにしてみてください。