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子育ての今と昔の違いや変わった事23選!周りの声に落ち込まないで

子育てをしていると、母親やおばあちゃん、近所のおばさんからダメ出しや注意、助言のようなことを言われることがありますよね。

しかし、子育てのやり方や常識は、今と昔では全く違うことや変わった事が沢山あります。

必ずしも、周りが言っていることが正しいわけではありません。一生懸命子育てしているのに、周りから余計な事を言われるのは嫌だし、落ち込んでしまうこともありますよね。

そんな時は、「今と昔では子育てのやり方が全然違うから、気にしない!」と思うのが1番いいかもしれません。

では、今と昔の子育てには、どんな違いや変わった事があるのか確認していきましょう。




子育ての今と昔の違いや変わった事︰母乳とミルク編

母乳とミルクで優れているのは?

昔︰ミルクのほうが優れている

今︰母乳が最適だけどどちらでもOK

母乳育児が推進されてきたのは1970年半ば頃で、それまではミルクのほうが優れているという考えが広まっていました。

今の産院では、母乳育児が推奨されることが多く、母乳には母乳には免疫物質が含まれていて、スキンシップの面でもメリットがあります。

しかし、母乳が良くてミルクは悪いというわけではなく、どちらを選んでも問題ありません。ミルクには、母乳に少ないビタミンKやビタミンDが多く含まれているというメリットもあるのです。

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生後2ヶ月頃までの授乳間隔は?

昔︰3時間おきに飲ませる

今︰赤ちゃんが欲しがったら飲ませる

産院では3時間ごとに授乳させていたことから、3時間が授乳の間隔の目安になったようです。しかし、3時間ごとでなければいけない根拠はありません。

今は、赤ちゃんが欲しがった時にあげるようにするのが主流となってきています。ただし、3〜4時間経っても欲しがらない場合は与えたほうがいいとされています。

赤ちゃんにも個人差があるため、生後数ヶ月経つまでは、産院の指示に従うようにしましょう。

 

授乳後にすぐ泣くのは母乳が足りていないから?

昔︰母乳が足りていないから泣く

今︰そうとは限らない。赤ちゃんの様子を見て判断。

昔は、母乳よりミルクのほうが優れているという考えがあったこともあり、授乳後に赤ちゃんがすく泣くのは母乳が足りていないからと考えられ、ミルクを足すようにしていました。

現在は、赤ちゃんにとって最も優れた栄養が母乳であると言われ、授乳後に赤ちゃんが泣いても必ずミルクを足す必要はないとされています。

ミルクを足すかどうかは、赤ちゃんの体重の増え方やおしっこの量などで判断するように、産院から指示されることが多いです。

 

母乳を出したい時の食べ物は?

昔︰おもちを食べる

今︰栄養バランスのとれた食事をとる

昔は、おもちを食べると母乳がよく出ると言い伝えられていましたが、おもちで母乳の出が良くなる科学的根拠はありません。

授乳中は、健康的で栄養バランスのとれた食事をすることが大切です。また、水分も積極的に摂取するといいでしょう。

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母乳をあげる時に乳首の消毒は必要?

昔︰飲ませる前に清浄綿で拭き取る

今︰消毒のために拭き取る必要はない

乳輪内にあるモントゴメリー腺から出る分泌物には抗菌作用があります。

また、強く拭き取ってしまうと肌を保護する皮脂まで取り除いてしまって乳頭を傷付ける可能性もあるため、今は授乳の度に乳首の消毒はしなくてもいいとされています。

 

断乳、卒乳するタイミングは?

昔︰1歳になったら断乳、卒乳

今︰ママと赤ちゃんの好きなタイミングで

2001年以前の母子手帳には、断乳したかどうかの確認欄が1歳、1歳半健診のところにあり、1歳が断乳や卒乳の目安でした。

今でも1歳はひとつの目安でもありますが、スキンシップなどの観点から、1歳以降も無理に母乳をやめさせる必要はないとする考えが一般的になっています。

また、WHO(世界保健機関)では、2歳までは欲しがるだけ母乳をあげていいと推奨しています。

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子育ての今と昔の違いや変わった事︰離乳食編

離乳食を食べやすくする方法は?

昔︰親が噛み砕いてあげる

今︰口移しは虫歯がうつる可能性があるからNG

親が食べ物を噛み砕いて食べやすく与えることは、愛情とも捉えられていました。

しかし今は、虫歯菌やピロリ菌、B型肝炎ウイルスが感染する恐れがあるとして、口移しや大人が口にした箸やスプーンを使うのもNGとされています。

 

離乳食として食べさせるものは?

昔︰大人が食べるものから取り分け

今︰濃い味のものはNG

離乳食という指針ができたのは1980年頃で、それまでは大人が食べるものを取り分けるなどして赤ちゃんに食べさせていたようです。

今は、10倍がゆを少量から始め、その後大人の料理から取り分ける場合は、調味前や薄味のものだけにしておくのが勧められています。

 

離乳食は手作りじゃなきゃダメ?

昔︰手作りで出来たてが当たり前

今︰ベビーフードなどを上手に活用

ベビーフードが世間に浸透し始めたのは1990年頃と言われ、それまで離乳食は手作りで出来たてのものをあげるのが愛情表現であるとされていました。

今は、出産後に働くママたちも増えてきて、離乳食は手作りで出来たてであげるだけが愛情表現ではないという考えに変わってきています。

スーパーなどで手軽に買えるベビーフードは、品質も高くなっているため、ママの負担を減らすためにも、ベビーフードを活用する家庭がとても多くなってきています。

 

はちみつを食べさせていい?

昔︰問題ない

今︰1歳未満は絶対NG

母子手帳に、はちみつに対する注意喚起が記載されたのは1987年以降です。

1歳未満の子がはちみつを食べると、はちみつに混入していることがあるボツリヌス菌が、腸内で強い毒素を排出し、呼吸困難や麻痺させる可能性があるため食べさせるのは危険です。

 

子育ての今と昔の違いや変わった事︰お風呂編

沐浴の時は口の中も洗う?

昔︰口の中もガーゼで拭う

今︰口の中は洗わなくてもOK

沐浴で、口の中までガーゼで汚れを取るよう指導されていた時代もありました。

唾液によって口の中が綺麗になるため、沐浴の時に口の中まで拭う必要はないという考えに今は変わっています。

また、授乳後に口の中をガーゼで拭う必要もありません。

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お風呂ではガーゼを使って洗ってあげる?

昔︰ガーゼでこすると肌が丈夫になる

今︰なるべく刺激を与えないように

昔はガーゼで肌をこすると赤ちゃんの肌が丈夫になると言われていました。

今は、なるべく刺激を与えないように優しく洗うのが基本です。ガーゼを使うか手を使って洗うかは、産院によって指導方法が違いますが、刺激を与えないという点では手で洗うのが良さそうです。

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お風呂上がりの水分補給は?

昔︰湯冷ましを飲ませる

今︰離乳食開始前は母乳かミルクでOK

湯冷ましを飲ませるのが一般的だった時代もありましたが、今は離乳食開始前であれば湯冷ましを飲ませず、母乳かミルクでいいとされています。

離乳食を始めたら、湯冷ましや麦茶を飲ませてもOKです。

 

お風呂上がりのスキンケアは?

昔︰ベビーパウダーをはたく

今︰保湿クリームを塗る

昔は、あせも予防にもなると、お風呂上がりにベビーパウダーをはたくのが一般的でした。

今は研究が進み、肌を健康に保つには外部からの刺激物の侵入を防ぐことが大切とされ、肌のバリア機能を助ける保湿クリームなどを塗るのが主流となっています。

 

風邪を引いたらお風呂はどうする?

昔︰お風呂には入らない

今︰元気そうなら入ってもOK

今でも、高熱の場合は無理にお風呂に入る必要はないとされていますが、風邪を引いても赤ちゃんが元気で回復に向かっているようならばお風呂に入ってもOKです。

また、風邪でお風呂に入れない場合でも、赤ちゃんのオムツカブレを防ぐために、早めに入浴を再開するか、お尻だけでも洗ってあげるようにしましょう。

 

子育ての今と昔の違いや変わった事︰寝かしつけ、衣類編

添い寝で寝かしつけしちゃダメ?

昔︰添い寝は赤ちゃんの自立に良くない

今︰無理に1人で寝かせる必要はない

赤ちゃんを1人で寝かせるのは、もともとは夫婦関係を重視する海外流の子育て方法と言われています。

無理に1人で寝かせる必要はなく、赤ちゃんが安心して眠れるのなら添い寝での寝かしつけをしてもいいというのが今の主流です。

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赤ちゃんの寝る時の姿勢は?

昔︰うつぶせ寝をさせる

今︰仰向けで寝かせる

赤ちゃんをうつぶせ寝させると、頭の形が良くなりO脚にならないとブームになった時代がありました。

しかし、うつぶせ寝には乳幼児突然死症候群のリスクがあることがわかり、今は1歳までの赤ちゃんには仰向けで寝かせるよう推奨されています。

 

室内では靴下を履かせる?

昔︰足が冷えるから靴下を履かせる

今︰乳児は室内なら裸足でOK

今は、乳児は、代謝が活発で体温が高いため、室内で靴下を履かせる必要はないと言われています。

乳児は体温をうまく調節できないので、手足を使って熱を逃がしているんだそうです。

ただし、冬場などの外出時には防寒のために靴下や靴を履かせてあげるようにしましょう。

 

冬場は室内でも厚着させる?

昔︰なるべく厚着させる

今︰なるべく薄着で過ごさせる

昔はエアコンの性能が低かったため、寒いと体を冷やしてしまう恐れがあったため、赤ちゃんには厚着をさせるのが一般的でした。

今は、住環境やエアコンの性能向上により、冬でも暖かく過ごせるようになったため、厚着させると、逆に体に熱がこもってしまう恐れがあります。

 

子育ての今と昔の違いや変わった事︰接し方編

甘やかすと後追いする?

昔︰後追いは甘やかしたのが原因

今︰後追いは心が発達している証拠

昔は赤ちゃんが後追いしてきても、すぐに抱っこしないことが自立を促すとされていました。

しかし、赤ちゃんが後追いするのは心が発達してきている証拠で、ママが甘やかしたのが原因ではありません。

後追いがひどいと大変に感じることもありますが、いつか振り返った時に、もっと構ってあげればよかったと後悔しないためにも、沢山構ってあげるのがいいのかもしれません。

 

人見知りするのはママのせい?

昔︰人に会わせないと人見知りする

今︰人の区別や記憶力がついてきた証拠

昔は、赤ちゃんが人見知りをすると、親のせいだとよく言われていたようです。

しかし実際は、人見知りの原因は、生まれつきの気質と本能的な脳の働きだったとされています。

つまり、家にいてばかりだったから、ママが内向的だからというのは、赤ちゃんの人見知りとはさほど関係ないのです。

極端な人見知りをする子でも、2~3歳頃になるも収まることも多いと言われています。

 

保育園に入れるのは可哀想?

昔︰3歳までの子を人に預けるのは可哀想

今︰子供としっかり向き合えていればOK

3歳になるまではママが子育てに専念すべきで、そうしないと子供の成長に悪影響を及ぼすという考えが昔は根付いていました。これは3歳児神話と言われています。

しかし、専業ママと働くママとで、子供の成長に明確な差はないとアメリカの大規模な調査にて判明しています。

今は、保育園に入れるかどうかではなく、子供としっかり向き合えているかが大切という考えが一般的になってきています。

 

泣いたら抱っこは抱き癖がつくからダメ?

昔︰抱き癖がつくからすぐ抱っこはダメ

今︰泣いたらすぐ抱っこでもOK

昔は、赤ちゃんが泣いてすぐ抱っこすると抱き癖がつくという考え方があり、あまりよくないことと思われていました。

しかし今は、安心感や信頼感を覚えるのには抱っこがよく、情緒が安定するとされています。赤ちゃんが抱っこを求めるのは心が成長している証であり、悪いことではありません。

抱っこしてあげることにはメリットが沢山あるため、赤ちゃんのうちに沢山抱っこしてあげるのがいいでしょう。

 

子育ての今と昔の違いや変わった事︰まとめ

私達子育て世代が赤ちゃんだった頃やまだ生まれる前とは、子育てのやり方や常識が全く変わってきています。

子育てをしていると、年上の世代の方や親、おばあちゃんから、子育てについて注意や助言されることがある方もいるかもしれません。

しかし、それは昔の考えで、今の考え方とは違っている場合があります。

昔の考えを鵜呑みにして子育てすると危険な場合(はちみつなど)もあるため、気をつけましょう。

私は子育ては楽しく!が基本だと思っています。周りの言うことに落ち込んだりせず、楽しく子育てしていけたらいいですよね。

 

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